ロシアがウクライナへ軍事侵攻に踏み切って、十日が過ぎました。が、現地では今も
ロシア軍とウクライナ軍の戦闘が続いています。両国の代表団による協議もまとまらず、
プーチン大統領は、“我々の提案をウクライナ側が前向きに受け入れることを願う。
ウクライナを中立的な地位にすること、非軍事化することで、市民を救えるのだ“
と述べ、妥協しない姿勢を改めて示しめしています。
タイ政府はロシアの軍事侵攻について、ドン副首相兼外相は、“批判しても状況は
改善しない、我々は世界の全てと友人だ” と、直接的な批判を避けているようです。
プラユット政権は、ロシア人の観光客が多いこともあって、気遣っているかも?
<ドン・プラムドウィナイ副首相兼外相>
こうしたタイ政府の対応を受け、先月28日に欧州連合(EU)などの駐タイ大使がタイの
タニ外務次官と面会、タイ政府に国連総会のロシア非難決議に協力するよう求めていました。
ウクライナへのロシアの軍事侵攻をめぐる国連総会(193カ国)の緊急特別会合では、
タイ国もロシアを非難し、ロシア軍の即時撤退などを求める決議案に賛成しました。
東南アジア諸国連合(ASEAN)はタイ初め、シンガポール・マレーシア・インドネシア・
ブルネイ・フィリピン・カンボジア・ミャンマーが賛成、一方、中国の影響力が強い
ラオス、歴史的にロシアと繋がりが深いからか? ベトナムは棄権していましたネ。
<ミャンマーも賛成派に加わったけど ・・・>
結局、日本など141カ国の賛成で採択されましたが、反対したのはロシア・ベラルーシ・
北朝鮮・エリトリア・シリアの五カ国で、中国・インド・パキスタン・バングラデシュ・
キューバ・イラン・イラク・モンゴル・南アフリカ・スリランカなど35カ国が棄権でした。
ウクライナ在住のタイ人は、その後300人以上居る事が分り 2日までに203人が出国、96人が
タイに帰国しています。現地に家族が居る31人は出国しない意思を示しているといいます。
では タイ国内に旅行で滞在しているロシア人観光客はと言うと、欧米の経済制裁による
影響で、クレジットカードを使用する事ができず、支払いが困難になっていると聞きます。
ロシア人の多くはプーケットやパタヤに長期滞在しますが、クレジットカードを使用する事が
出来ず、すでにルーブルも両替することが難しく、ホテル代や飲食代などを支払うことが
出来なくなってしまっているよう。滞在し続けるのも帰国するのも厳しい状況だといいます。
どこの国が、誰がプーチン大統領の暴走にストップをかけられるのでしょうネ。
それは、人口約1億4,624万人のロシア国民しか、いないように思いますが ・・・
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