英国のチャリティーエイド財団が、全世界145カ国を対象に寄付やボランティアがどのくらい
行なわれているかを調査した結果の順位、タイは19位・日本は102位でした。昨日からの続きです。
日本の102位は余りのも情けないですよねぁ~ しかも前回の調査では90位だったと言いますから
さらにランクを落とした形になります。何かと日本と比較される韓国は64位、中国は144位でした。
先進国の一国でもある日本の102位は、ちょっと寄付やボランティアに対しての意識が低いのかな。
人を思いやったり、日本独特の “おもてなしの心遣い” など日本の美徳とされ 東日本大震災の時にも
発揮されたと思います。災害時だけではなく、24時間テレビ「愛は地球を救う」なんてイベントで、
約8億5千7百万円を集めたとか、歳末助け合いなどの募金でも大変な金額を集めるから、日本人も
意識が高いと思っていました。 でも まだまだ、他の国々と比べると随分と低いレベルなんですネ。
ちなみにベスト20は下記の国々で、先進国と中進国・後進国とが半々でした。
11位 ケニア 16位 グアテマラ
12位 マルタ共和国 17位 ブータン
13位 バーレーン 18位 キルギス
14位 アラブ首長国連邦 19位 タイ
15位 ノルウェー 20位 ドイツ
タイの19位は低いと 昨日書きましたが、日頃からタンブンをする文化があり、街頭での募金活動や
物乞いへお金を恵む姿もよく見かけ、企業も進んで学校の施設や災害時の寄付などを行なっています。
バンコクのスラム街の日収が300バーツにも満たない人達から 東日本大震災時に35万バーツ以上の
支援金が集まったり、ネパールの大震災時も一日で約10万バーツも集まったという話もあり、
このようなニュースを見聞きしていても19位。 1位のミャンマーはどんなことをしているのかな。
あの軍事政権下でタイ以上に施しやボランティア活動が盛んとは。ちょっと知りたいですねぇ~
タイのタンブンには、毎朝 托鉢に訪れる僧侶に食べ物などをお供えすることが、タムブンの一環として
始まり、それが寺にお金を寄進することにも繋がりました。経済活動などを禁じられている僧侶の
生活面を支えることで、直接 僧侶にタンブンできなくとも、お寺の為になれば徳を積むことになります。
一般社会でも強者が弱者に、上の者が下の者にお金を渡すことも、誰かしてあげる行為もタムブンと
なります。タイのチップ制度も欧米のチップ制度とは意味合いが違ってくるのも、この辺が要因かな。
タイの富裕層たちのチップは、ちょっと違いますものねぇ~
誰かの為にしてあげる行為もタムブンです。そう、落し物も拾ったら警察に届けてほしいですネ。
これをタイ人の知人に話したら「落し物を拾った人は、沢山のタンブンを行なってきたので、
仏様からのご褒美なんだ。だから自分の物にしていいんだよ」と。何も言葉がありませんでした。
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