最低賃金引き上げで 心配されること？

　　
　昨日は チャクリー王朝の建国記念日でしたネ。　釈迦に 説法でしょうが、2010年と 2011年の
記念日に、同ブログで 現チャクリー王朝の事を 書きましたので、よろしければ お読み下さい。


さて、７都県の最低賃金引き上げ （300バーツ） を 実施されるように なって一週間が過ぎました …
グリーンフィが安目のゴルフ場もキャディフィが、300バーツに 値上げ に なっているのは意外でしたネ。　

大体 ゴルフ場のキャディフィの全額が、キャディさんの収入に なるかと 言えば なりません。　半々
だったり 全額が キャディさんに 入るゴルフ場は少なく、６：４、７：３ だったり、マチマチのようですネ …

　
＜ねぇ～ お給料上がったら どうする、な～んって話している？＞　

キャディさんに 300バーツ入るようにしたら キャディフィが もっと 高くなって、チップが無くなる可能性も
出てきますよネ。　チップの額は無制限です、キャディさんにとっては、このチップ制度が 無くなる

ことは キャディに 言わせると 「非常に ヤバい」 でしょうヨ （笑）。　小金持ちのタイ人ゴルファーは、
500バーツや1,000バーツ渡しますからネ。　日本人より 多くて ず～っと いいようですヨ ・・・

　
　＜まずは 政府関係の企業からですよ、インラック首相…＞

キャディフィは 上がりましたが、大手企業は ともかく 中小企業では実施していない、というか、出来ない
会社も多いようですヨ。　結構 タイ政府関係の多種にわたる下請企業なんかも実施していない会社が多く
未実施の民間企業が、政府にクレームされれたら この辺を 政府に 言い返す腹づもりらしいですものネ。

　でも この最低賃金引き上げで、どんなことが心配されますかねぇ～

先々 タイ企業の事業が縮小され、更に 近隣諸国より国際競争力が低下して、企業や工場がカンボジアや
ラオス・ミャンマーの国々に 去ってしまう、なんて 当然 起きるんでしょうねぇ～。　でも タイは近隣国を 競争
相手ではなく、製造拠点や市場として見ないと いけない時代と 思いますがネ、もう 中進国なんだから …

　　　
＜今や タイは中進国、廻りの国を 引っ張らないと…＞

まだ 無理でしょうかネ？　そう、物価も確実に上がるでしょう。　日系企業でも この最低賃金引き上げに
よって 企業経営に 与える影響が大きいと 答えた業種で、食料品が一番多かったようようですからネ。　
既に 各料理で ３～５バーツ値上げすることを 考えているレストランは 多いと聞いていますもの。　

国民全体が 賃金アップされる訳ではありませんので、労働省が言う 「生活費の手助け」 よりも 便乗
値上げも あったり、インフレの高まりの方が心配されます。　また 賃金が上がる分、人員整理もあります。

　
　　　＜工場で働く人たちがね…＞

60万～70万人が職を 失うとの予測もあるとか。　そう そう、最低賃金水準以下で働く外国人 （ラオス人や
ミャンマー人など） が 大量に 解雇される可能性も出てきますネ。　現に 300バーツの最低賃金は 40％ の
賃上げとなり、労働集約産業では 経営が成り立たないと して、既に 工場を 閉めた所も あるようです …　

　我々のように ステイしている者への影響？？　そうですねぇ～　あるある。　フードコート店などで
食べた後の食器などを 自分で片付けなければ いけなくなるでしょうネ。　片づけ専門のスタッフなど
まず いなくなるでしょう。　整理されたり、他の仕事に まわるかも知れませんヨ （笑）。

　いずれ 後々　色々な問題が出てきそうです。　ちょっと 見守りましょう。　


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