今やタイ保健省の新型コロナウイルス感染者数の発表記者会見は毎日の恒例となりました。
昨日 確認された感染者の数は143人、これで合計が1,388人です。死亡者一人増え、合計
7人となりました。1,388人のうちタイ人は1,172人で、外国人が216人。外国人の中で
日本人は3月15日に一人が確認されています。欧米に比べ少ないですが、これからが心配。
ここの処 毎日 100人を超えた感染者を出しているタイ。絶対に避けたいことは、感染爆発による
医療崩壊です。経済破綻も不安視されますが、感染拡大で地方の病院が大変なことになります。
バンコク都内の病院でも感染症に対応した医療設備が整っていませんのに、地方部はより医療
資源がまったく足りていません。新型肺炎が地方にまで拡散してしまったら、医療崩壊が間違い
なく起きるでしょうネ。 だからこそ、非常事態をより厳しくする必要があると思いますヨ。
「非常事態宣言」で突然の営業停止命令により、職を失った地方からの出稼ぎ者が、慌てて
バンコクから それぞれの故郷に帰るという事態を招いています。 県境に検問所 350カ所を
設けて検温など厳しくチェックしているのは、地方へのウイルス拡散を防ぐためでしょう。
感染者が次々と広がった要因の一つですが、ムエタイ スタジアムに中止を求めていたにも
拘わらず、6日にイベントの試合は強行、150人以上が感染したという失態を経験しています。
約5千人が観戦しましたが、前もってイベントの自粛を閣議決定しる最中での出来事でした。
そのルンピニ スタジアムは、陸軍が所有し運営しており、トップの司令官も責任を問われ、
自ら捜査を命じる羽目にもなっています。 政府も軍部も二度と同じ失態を繰り返せません。
軍事政権を率いるプラユット首相が「非常事態宣言」を早めに発動したのも、この「ムエタイ
スタジアム騒動」が大きなきっかけとなっていると言われています。もし 新型コロナウイルスが、
全土に拡散し、医療も経済も破綻しましたらプラユット政権の責任は、図り知れませんからネ。
プラユット首相もさぞかし頭の痛いことでしょう。ですが皮肉にも「非常事態宣言の発動」に
よって、一時的でしょうが、バンコク首都圏の交通渋滞、PM 2.5の空気汚染、隣国からの
麻薬輸入など、近年 抱えている問題が解決してしまっています。以外にも、「非常事態宣言の
発動」を、様々な角度から精査すると、これら諸問題の解決策が見え隠れするような気もします。
今週は4月の第一週となり、地方へ帰った感染者数がどうなるのか。さらに第二次・第三次感染と
広まるのか、プラユット首相はじめ政府首脳は、冷や冷やしながら注目していることでしょう。
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バンコク市内の様子が動画で見れます。ご覧ください。
★3月28日(土)バンコク市内の様子
https://www.youtube.com/watch?v=it7is8PfwB8
★3月28日(土)FUJIスーパー ドン・キホーテ
https://www.youtube.com/watch?v=hdWm0dnllvk
★3月29日(日)バンコクの夜の様子
https://www.youtube.com/watch?v=1Ljp1UkNChc