読者の皆さんは 「キックバック・ツアー」 って、聞いたことあります? こんなツアーを
英語では 「ゼロ・ダラー・ツアー (Zero-Dollar Tour)」 と 呼んでいるんです、って ・・・
ようするに、安いツアーで客を集め、高い土産物店・宝石店、或いは レストランなどに案内し、
そこから得るキックバックで利益をあげ、ツアーを運営するシステムですネ。 なんでも その
ツアーの参加者は、宝石など 市場で売られている価格よりも40%以上で買わされていると聞きます。
このシステムは日本だって世界のほとんどの国々で多少は 行なわれているんでしょうが、中でも
バンコクでは、中国人・韓国人の団体客を相手としたキックバック・ツアーがお盛んのようです。
特に中国人団体の場合は、実質的には中国人が経営するレストランや土産物店ばかりを案内され、一般
価格よりも40%も高く設定された品物を買わされる、ぼったくりケースが増えてクレームが多いようです。
プラユット首相は、タイ観光スポーツ省とツーリストポリスに対して、タイの旅行会社が中国人向けに
悪質な販売している無料ツアーについて、8月中旬過ぎから厳しく取締まるよう指示を出していました。
目的の観光名所などには連れて行かず、土産店を連れ回したり、オプションの有料ツアーやチップをしつこく
要求してくる観光ガイドを使用するなど、悪質なツアーもあり問題になっていました。 酷いのは死亡した
タイ人の身分証明証でタイ人になりすました中国人が、旅行会社を設立して販売しているケースもあり、既に
タイ国内で2社が摘発されています。 中国人が年間5百万人以上来れば、こんな事件も起こりますよねぇ~
タイの外国人事業法では観光業の企業の外国人出資比率の上限は、49%に規定されていますので、
タイ人名義で中国人が設立した旅行会社は、当然のこと違法となります。 名義貸しはあるのかな?
ましてや、そのような会社は儲かった利益は中国にいる親族らに送金してしまうため、タイ観光産業にとっては
何のメリットもなく、むしろデメリットのほうが大きいでしょうネ。 いくら5百万人来てくれても利益は無いは
マナーは酷いは では、さすがにプラユット首相も堪忍袋の緒が切れたのでしょうねぇ~ (苦笑)。
つい最近 さらに、そんな大手旅行社が摘発されました ・・・ 長くなりますので明日に続きます。
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