赤字経営で何かと話題になるタイ国際航空と東北のJTBがタイアップして、来月10日~14日に
バンコク~仙台 (宮城県) 間の国際チャーター便を、共同で運航するニュースが流れていました。
タイ航空は2000年より仙台空港にチャーター便の乗り入れを開始しており、直近では、2015年9月・
12月にもチャーター便を運航し、多くの東北地域の人たちに利用され、好評だと聞いています。
タイ国内ではJTBのタイが 手配するのでしょう。 タイの日系旅行社と言えば HISも進出しており
今やタイでは老舗のJTBよりHISの方が目立った活躍ぶりです。 HISはフランチャイズ方式を
取っており、HISタイの経営者はインド人と聞いています。 ちょっと驚きです ・・・
タイのJTBは、昨年でタイ進出25周年の節目を迎えました。 好調なタイ人の訪日ブームを追い風に、
今では個人・法人問わず、日本インセンティブツアーに力を注いでいるようで、強化されつつあります。
日本でJTBと言えば、海外に興味を持っていた若かりし頃に憧れた会社でありました。 創業100年を
超える日本トップの旅行会社で、今でも日本の旅行業界の盟主であり続ける大手旅行会社です。
現在は商事・出版・ホテルなど多岐にわたり、2万人以上の社員を擁する巨大コングロマリット企業と
なっており、今や世界36カ国と地域、100都市、516 拠点を設け、国内外174の事業会社を形成しています。
タイ進出は1990年で現在、サトーン本社を含むシーロム、スクンビット、プーケットの4拠点体制を敷き、
約200人のスタッフ陣で、タイに関わる旅行や日本ツアー、日タイの交流サポートを主な業務としています。
設立当初は、日本からの観光客や出張・社員旅行などに向けた旅行手配をメインとしていましたが、
近年は事業を拡大し、6万人とも8万人とも言われる在タイ邦人 及び 昨年 約85万人が訪日した
タイ人向けのタイ発の旅行手配に加え、日本以外からタイを訪れる人へのタイ国内旅行の手配など、
多種にわたった営業展開をしているようです。 JTBのタイは これから 益々 業績が良くなるかな …
そう、昨年末に発足した 「ASEAN 経済共同体(AEC)」 で、タイを拠点とした近隣諸国のAEC域内進出に
向けての視察や、各国で開催される見本・展示会への出展などが、これから より増えるでしょうからネ。
観光客の手配と旅行商品の企画業務もさることながら、同社が目下、注力しているのが、法人営業とか。
掲げているスローガンは 「JTBは日本企業のパートナー」 で、日本で注目されている福利厚生事業に注力、
専門のグループ企業と連携し、福利厚生を手厚くすることで、労働効率や生産性を向上させる手法に注視し、
JTBタイランドは 旅行を通した在タイ日系企業の事業活動支援を目指す、と坂田和剛社長は語っています。
旅行業界も 日々 業務内容が大きく変化しているんですねぇ~
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