タイ人の日本評価 「サービスが感動的」 を探ってみると ・・・

　　
　日本へ旅行した際　”タイ人が驚くこと１０” で、「すべてのサービスが感動的だ」 と
いうのが、私は とても印象的です。　昨日からの続きになりますかネ ・・・

日本政府観光局 （JNTO） によりますと、2015年度のタイからの訪日者数は なんと79万6,700人にも
及び、前年の65万7,570人から、21％以上も増加しています。　今年の１月～６月の上半期も、
すでに48万5,900人訪日していますから　2016年度も20％以上の増加は間違いないでしょうネ。

　

まだまだ続いている日本旅行ブームで、これまで10回以上日本を訪れているタイ人が、ある放送で
日本の魅力は 「日本のサービス業でのスタッフの振る舞いにはすべて心がこもっている。　これが
タイ人の日本が大好きになっている要因ではないかと」 と語っていたのが、とても嬉しくも感じます。

こうして多くのタイ人が観光で訪日するようになり 「とても近い国」 となったのは、2013年の15日間は
ビザ不要で滞在可能というビザの改正が大きなきっかけでしたネ。　少し前までは富裕層しか
訪日していませんでしたが、今では ＯＬやサラリーマンも日本へ観光で訪れるようになりました。

　

懸念されていたタイ人の不法滞在者は、確かに今年の１月現在では、5,959人 （全体の9.5％） と
前年比12.9％と増えていますが、そのほとんどが短期のステイオーバーのようです。　これだけ

タイ人の訪日数が増えれば、多少の不法滞在者も比例して増えるでしょう。　麻薬などの犯罪には
無関係のようですので、勝手な見方ですが このビザ改正は大成功でしたでしょうネ ・・・

またそれに輪をかけて、バンコク市内を中心として居酒屋からファッションブランドまで、タイで
巻き起こっていた日本ブームが、日本へ行ってみたくなる心理を動かしているようですヨ。

　

特に日本食が火付け役です。　JRO （日本食レストラン海外普及推進機構） によりますと、2015年までの
出店数は相変わらずの堅調さで、対前年比11.5％増加して2,300店舗を超えたといいます。　驚きです。

今やバンコク市内には 「焼き鳥と居酒屋」 にいたっては、225店舗にものぼると言われています。
今年も増加傾向にあるようですが、訪日したタイ人が多くなった今、本物の日本料理を知った

　

タイ人が増えていますから淘汰されるでしょうネ。　閉める店舗もあるでしょうから、これ以上は
大きく増えることはないと踏んでいますが、さて どうでしょう？　でもチェーン店が支店を増やすか？

話が飛びましたが、普段から日本製品の品質やサービスの良さを感じていた人たちが、実際
訪日してみて、多くのタイ人が日本の治安の良さと、不当要求しない信頼性が増して、好きに
なって帰国。　そして 「すべてのサービスが感動的だ」 というコメントに変わっていくのかな。　
　少し 手前みそ でしたかネ？　　ここで生活している日本人にとって、とても心地よい話です。