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プラユット首相、総選挙の後も狙っている?

2018年05月11日 | タイの出来ごと、あれこれ
 
 クーデターによって軍が政権を握り、それを主導した当時の陸軍司令官、プラユット大将が
首相になって、今月の22日で丸4年に ・・・ 速いものです。 昨日からの続きです。

64歳になったプラユット氏は、すでに軍を退役していますが、未だに軍が主体となって全権を
統括している「国家平和秩序評議会」の議長であり、かつ軍事政権の首相の座にあります。

 

クーデター前は、反政府勢力が空港や幹線道路を占拠したり、あるいは政治集会の場に弾が
撃ち込まれて多数の死傷者が出るなど、一般市民が危険や恐怖にさらされていました。が、
軍事政権が睨みを利かせるようになってから、そのような混乱は治まり 安定しています。

そうは言いながら、軍事政権に反対する集会も時折行なわれています。先週5日にも数百人が
参加して、王宮にも近いタマサート大学で年内の総選挙の実施などを訴えていました。
プラユット政権が受け入れない場合、22日に首相府に向けてデモ行進をするとしています。

 

同政権は民政移管に向けた総選挙の時期をこれまで何度も先延ばしし、最近では来年2月に実施する
と表明。これに反発した活動家や市民らが反軍政の動きを活発化させています。3月下旬にはデモ隊が
タマサート大学から陸軍司令部前までデモ行進し、治安当局と小競り合いになっていましたネ。

独裁色の強いプラユット政権ですが、多少の批判はあっても国の安定と自身のクリーンさから
プラユット首相は国民から大きな支持を受けています。とはいえ、新憲法も制定されましたので

いつまでも選挙を先延ばしすることはできません。今年11月に予定されていた総選挙が、
来年2月頃の実施に延期されるようですが、先延ばし策もそろそろ限界でしょう。

 

ところでタイの新憲法では、国会議員でなくても、国会議員が多数をもって指名すれば民間人が
総理大臣になれると規定しています。ですので、プラユット首相は自身で政党を創設しなくても、
国会議員の支持者を増やせば、総選挙後に首相に就任することが可能なんですネ。

だからでしょう、最近のプラユット首相はタクシン派政党「タイ貢献党」や反タクシン派の
筆頭である「民主党」を除いた政治勢力としきりにコンタクトしていると聞きます。

 

極端な例では、歓楽地パタヤをもつチョンブリ県の有力政治家のソムチャイ・クムプルーム氏
(評判の良くない実力者)の息子二人を、内閣府大臣顧問に就任させています。 この二人は、
タイ東部を地盤とする「パラン・チョン党」の主要幹部です。プラユット首相も動き出しています。

 プラユット首相は以前から「タイにはタイ独自の民主主義がある。欧米の民主主義とは異なる
民主主義だ」と言っています。だけど、ひとたび首相の座を意識すると同じにようになるのかな?  



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