先月あたりから世界各国において、ウィズコロナ時代と捉えたのか、マスクの着用義務の
解除云々の議論が活発です。特に欧州ではマスクの着用義務の撤廃が進み、11日 フランスでは
公共交通機関で義務づけられてきたマスクの着用が、今月16日に撤廃されることが
発表されました。病院などを除くほぼ全ての場所で着用義務がなくなることになります。
EU全体でも空港や飛行機の機内でさえ、医療用マスクを着用すべきとしてきた勧告を、今月
16日に解除すると、EUの航空行政を担うEASA(ヨーロッパ航空安全庁)が発表しています。
欧州各国で規制緩和が進み、ワクチン接種も広がったことを踏まえた判断なのでしょうが、
「マスク着用が命」である日本では、飛行機の機内でさえマスク不要は怖く映るでしょうネ。
米国でも大谷翔平選手を応援している満員のスタジアムで、日本人もマスクをしていません。
そんな欧米の動向もあり、日タイでも議論が沸き上がっています。早速 岸田首相は昨日、
“できる限り行動制限をせずに社会経済活動を回していきたいと思うが、今の段階で
マスクの着用を緩和するということは現実的ではない” という見解を述べていましたネ。
政府としては「感染経路には飛沫や、空気中に微細な固体・液体の粒子が浮遊している
エアロゾル状態において、接触感染が多く、マスクが基本的予防策としては極めて重要」と
訴えて来ましたので、そう簡単に今の段階でマスク着用を緩和するとは言えないでしょう。
実際、マスク着用率では世界一の日本が、コロナを抑えているという評価も一部あります。
タイ国でもコロナの規制緩和が急激に進んでいますが、マスク着用解除には、慎重のようです。
アヌティン保健相もコロナが「一般病」へと分類された後でも、“マスクの義務化は継続する
可能性が高い“ ことを述べていました。タイ国も 直ぐにはマスク撤廃とは行かないでしょう。
もちろん、マスクを着用させる法律はありません。但し コロナ禍となり、二年以上前から
施行されている「非常事態宣言下」においては、ケースバイケースで、公衆衛生局
管理下の元、警察が法的に罰金を科す場合も、プラユット首相でさえありました。
日本もそうですが問題は、マスク着用義務が解かれた欧米人観光客ですよネ。機内でさえ
解除されたマスク着用を、日タイに入国したからと言って、マスクをするでしょうかねぇ~
今月末で「非常事態宣言」も解除されるでしょうが、マスク着用義務 どうなりますか?
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