タイでは 国に見捨てられた、と自殺する人も ・・・

　
　昨日のタイで新たに確認された感染者数が53人と急激にアップ、“うわぁ！ 第二波が来たか” と驚愕。
が、その内の42人はミャンマー人34人を初め、近隣諸国の外国人でした。　タイ南部ソンクラー県

サダオ地区の外国人労働者収容所にいる人達で、タイ人は実質11人でした。 ヤレヤレです（苦笑）。
毎日 新たな感染者の人数を見て、私が一喜一憂していても意味ないんですけど 心配で心配でねぇ～　

　

一日の新しい感染者数が10人台に抑えられ、タイは上手くいっているように思います。ただ反面
低所得者への打撃は深刻で、仕事を失い、貧困やストレスで追い詰められた人たちが多くなって

いることが気になります。最近では精神的に追い詰められた人が自殺する人も出てきており、３月
26日の非常事態宣言以降、30人近くの人が生活できず、自ら命を絶っているという報告もあります。

　
　＜失業給付金制度のサイト＞

タイ政府は、COVID－19の影響で仕事を失った非正規労働者や自営業者、アルバイトやフリー
ランスの人たちに対し、給付金月5,000バーツ（約16,500円）を３カ月間支給する「私たちは
見捨てない」という名称の失業給付金制度があります。　既に実施され、支給されています。

当初の支援金対象者は900万人としていましたが、2,700万人以上の受給登録がありました。
条件に当てはまらない約500万人と虚偽などの申告をした者約70万人を除いても対象者が

　
＜私たちは見捨てない はずが、私は見捨てられてしまった？＞

多く、受給登録した人数の再検討を行ない、受給対象者を1,400万人に増やすことを決定
しています。それでも外れてしまう人がおり、困窮で自殺してしまうケースもあるようです。

現金給付をめぐっては、審査で弾かれた国民から審査基準や公平性に対する不満が強まり、
一部の市民がバンコク都の財務省本部や地方の県庁に押しかける騒ぎにもなっていましたネ。

　
　＜説明を聞こう と押し寄せた人たち＞

給付金の予算が1,350億バーツ（約4,468億円）から2,100億バーツ（約6,951憶円）にアップ、その
予算を財務省が借り入れる１兆バーツの予算から捻出するといいますが、どこから借りるんだろう。

政権と国全体で、COVID－19 感染症対策に臨まなければなりません。タイ陸軍も今年度の国防
予算のうち180億バーツ（約596億円）を中央予算に返納すると発表していました。陸軍は戦車･
大砲を、海軍は３隻購入予定の中国製潜水艦のうち２隻の購入を先送りし、予算を浮かせるよう。

　

近年の国防予算は、軍事政権下なって年々 膨張してきています。今年も中国から潜水艦や戦車、米国から
装甲車など多くの軍費を購入に充てようとし批判が強まっていました。　グットタイミングかも知れません。

国の予算も原資も　まだまだ足りないでしょう。　だからこそ、プラユット首相は、タイの
億万長者20人に、あるお願いをしたんでしょうネ。　長くなりますので明日に続きます ・・・　　


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