タイ国では今日から19日までの間、APEC(アジア太平洋経済協力会議)が開かれるため
APEC会場付近を含むバンコク中心部にて、交通規制が行なわれています。規制は今月から
タイ警察より発表されており、在タイ日本国大使館からも在留邦人などへ注意喚起されました。
タイの空港を管理運営するタイ空港公社(AOT)とタイ国の各航空会社も同期間は、スワンナ
プーム空港とドンムアン空港の利用者に対し、国内線の場合は出発の二時間前、国際線の
場合は出発の三時間前までに、時間に余裕をもって空港へ到着するように呼び掛けています。
APECの会場は、バンコク都内のクイーン シリキット国際会議場(QSNCC)ですので、
この付近は車両交通規制が引かれ、同会場のある地下鉄 MRT のクイーン・シリキット
国際会議場駅には この期間、電車が停止せずに通過しますので留意が必要ですネ。
<会場となるクイーン シリキット国際会議場>
国内で様々な問題を抱え、支持率が急降下の岸田首相は、五年間務めた外務大臣の経験から
得意とする外交で、何とか成果を収めようと、ASEAN(東南アジア諸国連合 カンボジア)、
G20(主要20カ国首脳会議 インドネシア)、そしてAPEC会議に出席する為、11日から9日間の
日程で、三カ国を訪問中です。バンコク都では日本として、三年ぶりに習近平国家主席と首脳
会談が実現するでしょう。内容によっては、岸田首相が点数を稼ぐにはグッドタイミングです。
プラユット首相にとってもAPECを主催するという計り知れない栄誉を与えられたと思います。
タイ国が世界から注目を浴びるAPEC開催です。国内外に自身とタイ国を多面的に多方面的に
アピールできる大きな機会であると同時に、重大な責務でもありますからネ。力が入るでしょう。
バンコクは以前から国際会議として頻繁に開催されて来ていますが、パリに本部がある国際会議
協会(ICCA )によるとバンコクは、コンベンション都市として、国際会議が最も多く開催される
101の都市において、20年は8位だったのが、21年には6位にランクップしているといいます。
評価される内容は、社会的経済基盤などのインフラ、国へのアクセスのしやすさ、需要と
供給とを適正化可能なロジスティクス 等々の観点からランク付けされていると聞きます。
21年のコンベンション都市のトップテンは、パリ・ニューヨーク・シンガポール・北京・
東京・バンコク・ロンドン・バルセロナ・イスタンブール・ワシントンとなっていました。
このランクアップは、バンコク都がAPECの会場と決まる頃に発表され、また、QSNCCも9月に
新しく改装されたばかり。これもグッドタイミングで、何事も無く終了することを祈るばかりです。
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