タイでゴルフ友達になりましょ。

ゴルフをしながらタイの豆知識・エピソードを発信するプログです。チョット得する、心が元気になる、そんなブログにしたいな?

タイの物乞い管理法って?

2008年10月14日 | タイの出来ごと、あれこれ
日本でもホームレスの数が増えているようですが、さすがにお金を無心する物乞いはいないかと思います。

大都市となったバンコク市内では繁華街の道路沿いやスカイトレイン駅の歩道橋近くに、子供を抱えながらお金を
無心する物乞いが居るのもバンコクの一面です。気の毒と思いつつ、バンコクの嫌いな側面です。欧米人やタイ人は
何の抵抗も無く、よく小銭を渡している光景をよく見かけますが、どうもワタクシには抵抗があって出来ません。

どう見ても自分の生活も大変だろうと思われるタイ人が、彼らに小銭を置いている場面もよく目にしますが、タイでは
強者が弱者を助ける、という文化が根強く育まれていますので、少しでも多くお金を持っている者が持っていない者に、
自然とこのような行動が取れるのでしょうネ。なぜワタクシには抵抗が生じるのか自分でも判りません?勇気が必要です。

タイには、1941年(67年前)に制定された「物乞い管理法」という法律がありますが、今年に改定されたようです。
いかにもタイらしいお話しですが、“外国人の物乞いを取り締まる為” に人権保護省が起草したと聞きました。

新しい物乞い管理法では、物乞いをする者は一定の条件が必要で、身寄りのない身体障害者や高齢者、他の方法で生計を
立てることが出来ない者に限られ、役所に物乞いをする理由を報告し、タイ国籍を示すIDカードの携行が義務付けられます。

これらの条件を満たす者に対して、各地域の役所が「物乞い許可証」を発行するんだそうです。そして許可証が発行された
地域でのみ「営業?」を行うことが出来るんだそうですヨ・・・ 普通 物乞いを「営業」って呼びます??(笑)

以前からバンコクの繁華街に居る物乞いは、ある組織に雇われたカンボジア・ミャンマー・ラオス人が多いと噂されて
いましたが、政府もこれを感じ取ったんでしょうネ。こうして職業にした物乞いを排除したり、近隣諸国から入ってくる
物乞いや組織に働かされている子供の物乞いを無くす為の措置・改定だと思います。

それにしても「物乞い営業」をするのも大変です。物乞いするにも政府から労働許可証が必要になる時代ですからネ。

繁華街では、一人の物乞いが一日当り800~1000バーツも稼ぐと聞きますが、その稼ぎがそのまま彼らの収入に
なるのでは無く、組織の上の者が一番儲かる仕組みになっており、犯罪組織を壊滅させる為にも措置・改定は当然です。

しかし法律を整え施行されても、厳しく取り締まったり運用されなければ何ら意味もありません!ある人権保護団体に
よりますと、今年6月から人身売買禁止法が改定されているようですが、その成果はまったく上がらず、今でも人身売買
組織によって連れ去られたタイ人の数は165人もいるそうです。 タイでは法やルールを作ったけど、後は知らんぷり、
って言うのが、結構多いらしいのです。

元手が紙コップ一つで、近隣諸国の女性・子供の弱者を使う悪徳犯罪組織を、偽の物乞いを・・・ 
さぁ~ これからどう取り締まるのでしょう? 見守りましょう!



「タイでゴルフ友達になりましょ」 のホームページです   


  タイ・ゴルフを何でもランキングで紹介する情報サイト





最新の画像もっと見る

コメントを投稿