池に落ちたボールは誰の物？

昨年の5月頃、山口県下関市でウエットスーツと空気ボンベを身につけて、ゴルフ場の池に潜り
ゴルフボールを盗んだとして、窃盗の疑いで52歳の男が逮捕されたというニュースがありました。

コース内の池に（深さ1メートルから2メートル）に潜り、651個（時価32550円相当）を
盗んだそうです。「自分で使うつもりだった」と供述しているそうですが、今時珍しい泥棒です。

このニュースを読んだ時に、ワタクシ　真っ先に以前のタイのゴルフ場を思い浮かべました。

今は滅多に見かけませんが、昔のタイのゴルフ場は池に入ったボールを探す年配のタイ人、子供を
どこのゴルフ場でもおりました。もちろんウエットスーツ、空気ボンベなど無く、半ズボン一枚の
素潜りです。それは、それは見事な潜りで子供でも結構ボールを拾い上げます。

そして集めたボールをゴルファーにロストボールとして直接売っていましたので、
新しいボール、傷ついたボールと様々ですので値段の交渉が楽しかったことを覚えています。

或いは、子供は拾ったボールを元締めへ持参しこずかいを貰ったり・・・いろいろでした。

バンコクから少し離れたゴルフ場の近くの街道筋で拾ったボールをぶら下げて売っています。
（初めて見た時は、卵を売っているのかと思いましたが・・）

何気なく買っていましたが、今振り返ると元手は要りませんのでいい商売だったのではと思いますね。

ゴルフ場も「勝手にどうぞ」という感じで、そんな細かいこと等まったく気にしません。

そんな　ノンビリした雰囲気のゴルフ場がワタクシは大好きです。
地方のゴルフ場には、このノンビリさは今でもまだまだ残っています。

今はボールを拾っているタイ人を見かけませんが、誰がいつ潜って集めているのでしょうか。

日本では、池に落ちているボールの所有権はプレーヤーが放棄したと見なされ、
ゴルフ場に所有権は移るそうですが、今のタイのゴルフ場はどうなのでしょうね。

今度聞いてみますが・・・
昔のようにOKであれば、素潜りのうまいタイ人を雇って商売にしちゃいましょうかネ。