今回の大洪水の影響で、10月と11月の外国人観光客が ガタ減りです。 日本でも あれだけ
長い間 ニュースとして流れましたので、12月~2月の観光シーズンは 影響大でしょうねぇ~
タイ政府観光庁は、この10月~12月に タイを 訪れる外国人観光客が60万人~70万人減るとの見通しを
発表していましたので、今年 見込んでいた1,900万人 (昨年は約1,594万人) は、厳しいでしょう。
観光庁も 「もうタイは大丈夫」 という案内を 盛んにやらなければなりません。 良いニュースは
なかなか 伝わりませんが、悪いイメージは アッという間に伝わり、脱却するにも時間がかかります。
タイ国内でも 洪水の影響で、いろいろな第二次被害が発生していますネ。
こんな報道も気になります。 タイ保健省が被災者の精神状態を 各県で調査したところ、ほぼ 100%の
確率でストレスを 抱えていることが判明したと発表していました。 ここまでの話は、当然のこと、と
理解できます。 東日本大震災の被災者の方々でも このようなニュースは よく 聞きますものねぇ~
ですが、調査の対象となった 約一万人のうち、約5,800人の人が うつ病状態に陥っていると云うのです。
その中には、約800人の人が自殺の危険があるという、結果が出ているようです。 これは深刻ですヨ。
日本の自殺はストレス社会から来るものでしょうが、タイの場合は、比較的要因がハッキリしており、
殆んどがHIV感染者、アルコール依存症患者、ガン患者で、ストレスで自殺する人は少ないんです。
そう そう、あと男女関係のもつれから、衝動的に相手を 銃で撃って自分も死ぬという無理心中、これも
よく 起きますねぇ~ ですので、タイ社会の中で ストレスでの自殺者数が増えそう と いうのは、
今までにない現象のような気がします。 まぁ~ それだけ 大洪水、根が深いかを 窺い知れますネ ・・・
自殺と云えば、先週でしたか、タイ東部パタヤ市の公園の中 ジョギングに利用される林道のそばで、
61歳の日本人男性が、木の枝にかけたヒモで首つり自殺しているのが見つかっていますネ。 遺体近くに
ウイスキーボトルとたばこ、バッグなどが置いてあったと… 警察は詳しい事情を 調べているようです。
処で、2010年に在タイ日本国大使館が確認した邦人の死亡案件は、83件あったんですが、
前年の74件から12%増加していると聞きました。 死亡原因の内訳は、というと ・・・
疾病が68人・事故が9人・自殺が5人・殺人が1人。 殺人の犠牲者は、4月にバンコクで反政府
デモ隊と治安部隊の衝突を 取材中、銃撃され亡くなったカメラマンの村本博之さんでしたネ。
自殺では、長期滞在者のお年寄りが 経済的理由や病気などの事情を 抱え、タイで死を 選ぶケースが
多いと報告されています。 在タイ日本国大使館でも この人数は 多くなると見ており、タイ在留届を
提出するよう 呼びかけています。 お年寄りの孤独死も心配されますしネ・・・ 日本と一緒です。
今日は なんだか 暗い話しになってしまいました。
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