よく 日本から訪タイする人に聞かれる質問の上位にくるのが、タイの初任給の値段ですネ。
昨年のタイの失業率は、0.4%と非常に低く、アジアの中でも断トツに低いんですが、大卒者だけに
限った失業率は1.5%と、全体よりも高い結果となっています。 タイの産業を 支える製造業の
工場で働く一般労働者の数が、相当数必要とされている為、当然といえば当然の数字でしょう。
タイ労働省職業斡旋局が、昨年の初任給を 調査した内容がバンコク週報に報告されていました。
ざっと 見てみると、九つのカテゴリーに分類され、平均の金額が報告されています。
1) 法律関係職・高級公務員 5万~6万バーツ
2) エンジニアなど専門職 1万~1万4千バーツ
ただし、ITエンジニアは2万3千5百バーツ、財務・貿易は2万4千バーツ
3) 一般技師職 7千~1万2千バーツ
4) 事務職 7千~1万バーツ (英語能力によってアップ)
5) サービス職 7千~9千バーツ
最も高額なのは、観光ガイドで1万1千1百バーツ
6) 農業・漁業職 6千~8千バーツ
7) 一般技能職 (職人) 6千~9千バーツ
鉱山用機械修理工が最も高く1万6百バーツ
8) 工場内労働 7千~9千バーツ
電子製品組立て部門では1万1千8百バーツ
9) その他の単純労働 6千~8千バーツ
これは、全体ですから バンコク首都圏内では、もっと高いでしょうネ。 大卒で1万~1万5千バーツ
と よく言われます。 また 卒業した大学や語学力によっても 随分と 変わるようですヨ。
学歴社会なんですが、タイの産業構造によって 大卒の就職難が続いているようで、職業高校・高等
学校の卒業生は、引く手あまた のようです。 企業が 最も 欲しがる学歴別労働力のニーズは、
高卒が約70%と圧倒しています。 大卒は12%強、高等専門学校が17%強となっています。
ところが、タイの大学進学率が60%と高くなっているため、ますます 大卒の失業率が高まります。
と同時に、製造立国タイにおいての製造業従事者の人材不足が深刻化しているそうですヨ。
製造業人材不足のもう一つの要因が、インラック政権になって 地方の生活水準が上がり、農業
従事者の収入も増えてきたため、生まれ故郷で生活したいと望む人が増えてきたことです。
農業従事者の数が増えていることも、労働者不足の一因だと言われています。
ちなみに、タイの労働人口は 人口6,700万人に対し 3,978万人で、就業者数は3,949万人、
その内 農業関連従事者が1,680万人で、そのほとんどが地方に住んでいるとのことです ・・・
どこの国でも、事情こそ違いがあれ、ミスマッチが起きていますネ。
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私も初めてタイに行った16年くらい前に最初に尋ねた覚えあります。
理屈から考えますと、日本の国民年金に相当する金額がITエンジニアの給料。
日本人がタイで生活する場合に国民年金だけでも生活できるって発想はこのあたりから来ているのでしょうね。
日本でその金額での生活とタイの生活では、
やはり同じ金額でもタイの方が豊かな気もします。
考え方でしょうね、金銭の価値は。
将来の参考になりました。
確かに初任給の値段を聞くと、そう思えるのでしょうねぇ~
でも これは、あくまでタイの人とまったく 同じ生活をしたら、という条件付きですからね。
バンコクなんか、日本人にとって 決して 物価は安くありませんよね。
これは 初耳でした。 コメント有難うございました。