昨日のタイ国での新型コロナウイルスの新規感染者数は、23,441人が確認され88人が死亡。
ここの所、感染者は高止まり、といった感じでしょうか。ただ、死者数は高まっています。
タイ保健省は、年初から3月19日までに報告があった新型コロナウイルス感染症による
死者は2,464人と報告。 死者の平均年齢は73歳で、57%がワクチンの未接種でした。
また、死者数の内 2,135人が高血圧・糖尿病・心疾患などの持病があったといいます。
タイの20年の平均寿命は77.34歳(世界54位)です。やはり かなりの高齢者がコロナで
亡くなっており、約半数の人がワクチン未接種です。保健省が、“感染と重症化の予防に
ブースター接種が有効だ” として、国民にワクチン接種を呼びかけているも当然ですネ。
ただ、比較的年齢層の低い人では、肥満系の人が亡くなっているということで、肥満にも
注意が必要でしょう。新型コロナウイルスが流行る前からタイ国では、幼少時から肥満系の
子供が増えて、近年では保健省はじめ、関係当局が肥満に関する警告を頻繁に行なっています。
今月の4日は「世界肥満デー(World Obesity Day)」でしたが、タイ保健省も この日に
合わせて、タイの肥満状況に関する議論などが、なされていました。 21年12月末現在、
タイの人口 6,617万人のうち 約2,000万人のタイ人が、メタボリックシンドロームでは
ないかと、注意するよう報告しています。 3人に一人が肥満になるという警告です。
世界肥満連合(WOF)という組織によるとと、世界的に肥満が急増し、1975年から
平均 ほぼ三倍に増ええているといますが、タイ国はそれ以上なのかも知れません。
一般的に体重を少し減らしただけでも、血圧や血糖、コレステロール、中性脂肪などの数値の
改善が期待できる事は知られています。 タイ国で肥満に関する研究者と知られるタマサート
大学病院のサニット・ウィチャンサワクン博士は「世界肥満デー」に合わせ、肥満は
糖尿病・高血圧・心血管疾患・癌などの病気に繋がる可能性がある事を強く訴えています。
しかし 肥満は治療が必要な病気であることを、殆どのタイ人患者が認識していないため、
一般の健康な人たちも、肥満になることへの危険度を認識すべきだとも話しています。
ましてや、肥満は新型コロナウイルスの重症化や死亡のリスクを高めることも周知の事実です。
これからは「ウィズコロナの時代」が続きそうですから尚更です。 明日に続きます ・・・
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