タイ政府は、国民のアルコール消費量を抑える為、昨年に続いて 再度 酒税の引き上げ、
酒類販売時間や酒店数の規制強化、特に飲酒リスクの広報強化対策を前面に出すことを
検討していると言います。 (昨日からの続きです)
11月22日に開かれたセミナー 「グローバル化におけるアルコール問題」 に出席したアピシット首相は、
「酒税引き上げについては、今後も段階的に続くことを告知済み」 と報告しています。
<タイでは、こんなマークが目立つようになるかも…>
国民のアルコール消費量を減らす為には、「飲酒することが格好良い」 と思わせている酒造メーカーの
広告規制が必要と考えているようです。 保健省曰く その根拠は、日常的に飲酒するタイ人は過去
10年で20%増加、このなかで 女性が65%増、10代が70%増となっている、と報告しています。
また ある大学のアンケートを引用し 「10代の飲酒は性行為のきっかけとなることが多く、望まない妊娠
そして中絶へと繋がるケースもある」 との調査結果を発表していました。 ちょっと悪く考え過ぎの
ようにも思えますが・・・ むしろ飲酒運転、アルコール依存症や酔ったうえでの死亡事故・殺人事件を
訴えたほうがいいかも知れませんネ。 実際 両方とも ホント 多いですからねぇ~
<公園で振付の練習をする学生、彼らを飲酒から守らなければ…>
でも アルコールの広告規制を厳格化されるアルコール メーカーは困ります。
こんなこともあってか、タイを代表するビールメーカー 「シンハー」 と 「チャーン」 は、海外の
サッカーチームとのスポンサーシップを 通してグローバル マーケティングを強化する方針のようです。
シンハービールの 「シンハー・コーポレーション」 は、今年の8月から 英国マンチェスター・
ユナイテッドFC 及び チェルシーFCと広告契約を結んでいますが、効果は期待以上のようですヨ。
<英国のサッカーがシンハビールに貢献しているとは…>
試合ごとの売上本数は、マンチェスターで4万本、チェルシーで2万8,000本程度に留まるそうですが、
マーケティング部では 「売上数だけみれば投資規模に見合わないものの、反響には満足している。
マンチェスターの韓国選手を通して、韓国の大手飲食チェーンとの契約も実現した」 との事です。
また チャーン・ビールの 「タイ・ビバレッジ」 は、先月 5億7,500万バーツ(約16億円) を投じて
エヴァートンFCとのユニフォーム・ロゴ契約を更新しています。 ビア・チャーンは現在40カ国以上で
販売されているようですが、近年では特に英国での売上が好調で、毎年50%増を記録しているとか…
<チャーンビールのロゴが光ります…>
タイ国内での広告規制が強化されればこうなるでしょう。 でも 大手会社しか生き残れなくなります。
政府の発表では、2007年の飲酒者数は5,110万人、その内1,490万人が常習飲酒者です、って・・・
確かに10年ごとに20%増えていったら大変です! 政府の気持ちも理解できます。
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