いよいよ、日本ゴルフツアー機構 (JGTO) と ワンアジアツアーとの共催で 行なわれる
“ジャパン ゴルフツアー アジアシリーズ“ が、14日から 「タイランド オープン」 と 28日の
「インドネシア プロ選手権」 によってスタートします。 2試合共 今年の賞金に加算されますので、
実質 14日の 「タイランド オープン」 が、日本男子ツアーの開幕戦となりますネ ・・・
「タナシティ ゴルフ& スポーツクラブ」 が、熱戦の舞台となりますが、日本からは上位60名の選手
枠があります。 ワタクシも 最終日に参戦に、いや観戦に行こうかと思っています (苦笑)。

<マークセン選手も期待されるタイランド オープン…>
処で 現在、アジアにはアジアン ツアーとワンアジア ツアーという二つのツアーが存在しています。
ちょっと、解りづらいと思いますので、この二つのツアーの経緯などを 整理してみますネ ・・・
アジアでのゴルフツアーの先駆けは、1960年代頃に盛んだったアジア地域を 回る 「アジアサーキット
(極東サーキット)」 でした。 杉本英世・河野孝明・安田春雄・村上隆プロらが日本のシーズン前に
フィリピン・シンガポール・マレーシア・台湾・韓国などを 回り、最終戦を 日本で開催してました。

<昔はアジアを 転戦したんです、懐かしい…>
その最終戦が日本ツアーの開幕戦になっていたようですが、このアジアサーキットを 統括していたのが
アジア太平洋ゴルフ連盟 (APGC) でした。 アジアサーキットの試合は、各国のナショナルオープン
だったこともあり、メンバーは各国のゴルフ協会だったと聞いています。
処が、アジアサーキットが盛んになるにつれ、母国での出場権がない為にアジアへ活躍の場所を求める
欧米選手の参戦が増えてきました。 すると、APGCで 「自分たちのナショナルオープンに自国選手が
出られなくなる」 という不満が高まります。 特に プロ ゴルファーのクレームが多かったようですヨ。

そこで発足したのがアジアプロゴルフツアー (APGA) です。 各国のプロゴルフ協会がメンバーとなり
「アジアのプロ選手が活躍できる場を 作ろう」 という組織で、これが現在のアジアン ツアーの源流かな。
APGAツアーは、強力なスポーツビジネスのプロモーター会社2社のサポートを 受けて試合の賞金額を
増やしながら、1990年代半ばからAPGCの試合を 取り込んでいき、2001年頃には無くなりました。

ですが、APGAツアーが大きくなるに従って、プロモーターの発言力が、当然 強くなります。 彼らは、
元々 テニスやサッカーに強く、試合興行とテレビ放映権などビジネスとして考えていますから、参加
資格や試合開催地の制限などツアーの運営にいろいろ注文を 付けるようになりました。
APGAツアーとしては、「これでは選手たちが安心して試合に参加できない。 自分たちのツアーで
独立した組織を 立ち上げよう」 という機運が高まってきたのです ・・・
長くなりますので、明日に続きますネ。


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