タイ国の「2023年度世界禁煙デー」のスローガンは「電子タバコは有毒で、中毒性があり、
危険だ」です。 非喫煙者に対する受動喫煙の危険性と健康リスクに対して、世界各国では、
紙巻きタバコよりも電子タバコは、安全な代替品である とされ、多くの国で認可しています。
タイでも一部の団体などが 代替品になると、合法化を訴えてはいます。一昨日からの続きです。
タイ国で電子タバコが禁止されたのは、確か2014年からで「健康上の理由」と、電子タバコは
「若者が喫煙に誘惑されやすい」ということから導入されたと聞いています。実際は、日本と
同じようにタバコ税は大きな政府の財源の一つです。需要が電子タバコに流れるとタバコ税が
徴収できなくなるので、タイは電子タバコの導入をしないのだ、という説も聞こえています。
タイでは、政府が中心になって禁煙キャンペーン財団などで、電子タバコは違法と訴えており、
禁止を知らない日本人・外国人旅行者が、電子タバコを喫煙し、その場で罰金を科されたり、
逮捕されたりする事案が 時折 発生しています。6日まで世界禁煙デーですから今も強化中です。
特にバンコク都のチャチャート知事は、喫煙に厳しく、“毎日を禁煙の日” と定めていると
聞きました。だからか、バンコク都は他県よりも喫煙法の施行にも注力しているようです。
<チャチャート知事>
チャチャート知事は大麻にも厳しく一貫性がありますが、ただ現実的には、喫煙関連の法律が
数多くあっても、施行されることが殆どないこともあり、公共エリア、バー、レストランなどで
タバコを吸う者に対する非喫煙者からの苦情が、定期的に寄せられているといいます。 ・・・
タイ政府は電子タバコを規制して、大麻を公認するという世界の流れと逆流する価値観を持ち
それこそ、十代をはじめ、若い世代の大麻入りの菓子やドリンク慣れが 懸念されています。
タイ前進党あたりが政権を握れば、大麻の合法化撤廃もあるような気がしますけどねぇ~
ところで、23年の日本での世界禁煙デーのスローガンは、「たばこの健康影響を知ろう!
~望まない受動喫煙のない社会を目指して~」をテーマに掲げています。20年4月からは
「望まない受動喫煙」を無くす目的で「改正健康増進法」が全面施行され、飲食店などでは
原則屋内禁煙とされ、タバコが吸える場所は限られてきてはいます。過去10年間では喫煙率が
減少傾向にありますが、本人は自己責任でOKとしても、日タイでも受動喫煙が問題です。
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