子供の肥満は 運動不足も大きな要因です！

　
　高血糖症、インスリン不足の症状が出る「２型糖尿病」の児童が増えてきているため、
小学校の売店でソフトドリンクの取扱いを中止させるとは ・・・　昨日からの続きです。

一昔前の日本もそうでした。マクドナルドを筆頭に食生活が欧米化し、日本人の体質が
変わってしまいました。タイも経済成長によって所得が増えるに伴い、子供の好きなマックや
KFC、ピザ、ドーナツなどのファースト・フード店が、バンコク都では至る所にあります。

　

チュラロンコン大学の小児分泌クリニックが、10歳から19歳の「２型糖尿病」予備軍を調査
していました。「２型糖尿病」と判定される割合が、2002年～07年の５年間で13％から09年～
19年の約10年間で27％にまで倍増した、といいます。　タイは甘さも高度ですからねぇ～

バンコク都庁では、そんな背景があるからか 校内売店でのソフトドリンクなどに規制を
かけようとしているのでしょう。　でも　小学校でソフトドリンクの販売を中止しても、

　

家庭で、他の場所で飲む機会があれば、余り意味がありませんよネ。減らすなら 同時に、
子供たちに なぜ NGなのかを教え、親たちをも 指導しなければいけないでしょうねぇ～
給食があるなら、栄養バランスにも これまで以上に配慮する必要もあるでしょう。

そう、あと運動、体を動かすことが どれだけ身体に良いかの指導もマストです。タイは子供の
うちから車社会に慣れっこですし、三輪タクシーを利用する子供もいて 歩くことを嫌います。

その上、運動も余りしません。また エアコンの普及によって家や会社の中で汗をかかなくなり
ました。　美味しい食の欧米化と快適な住環境も手伝い、過体重増加に繋がっているんです。

　

また、タイの子供たちは牛乳を平均して１日にコッ プに一杯ほどしか飲んでおらず、
子供の平均身長が、推奨値を下回っているといいますから、なおさら気になります。

６歳～ 14歳の子どもの平均身長は、男子 148.6センチ、女子 149.9センチで、 12 歳時の
推奨平均身長である男子 154センチ、女子 155センチを 大きく下回っ ているんですって。

　

牛乳を飲む量を増やそうと、６月１日に「世界ミルクデー」という日があるんだそうですが、
その日以来、保健省ではずぅ～っと、牛乳や鶏卵などを積極的に摂取するよう呼びかけています。

そのようなことも大切ですが、やはり体を動かすことを優先してすべきでしょうネ。タイの
公園で、走りまわる子供が 随分と減ってしまいました。子供としての運動不足です。　今や
公園は、スマホを持ち込んでゲームをするための集合場所と化していますヨ、お父さん･お母さん！　　


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