今月3日の当ブログでも、「今回もタクシーの運賃値上げは延期された」 と書きました。
しかし、運輸省は急遽 運賃の引き上げを 認可し、昨日から適用されており、少し吃驚です。
先日の報道では、値上げは来年以降へ持ち越しとの話もありましたが、タクシー組合からの苦情が
止まらなかったのか、タクシー協会幹部の「値上げが受け入れられない場合は、メーターの使用を
止め、乗客との交渉制で運行する」 という強行な姿勢に、運輸省は屈したんですかねぇ~
やはり 初乗り料金は、走行距離1キロまで35バーツと据え置かれましたが、1キロ以降の運賃は
走行距離1~10キロが1キロ当たり 5.5バーツ、10~20キロが 6.5バーツ、20~40キロ7.5バーツ。
走行速度が時速6キロ以下では1分につき、1.5バーツだったのが2バーツに加算されます。 タクシー
サービスを 使って呼び出すにはプラス20バーツ、空港からはプラス50バーツと、これらはそのままです。
遠距離になればなるほどアップします。 市内では1割増し、空港など遠距離に行く場合は2割増し、
くらいで、考えていると良いかも知れませんネ。 まぁ~ 昨日から値上げと言っても、車載メーターの
準備が、まだ できていないでしょうから、実際には 来週以降からでしょうか。
バンコクには個人・法人合わせて8万台とも11万台とも、タクシーが登録されていると言われています。
しかし、タクシーメーターを 取り扱っている会社は、たったの10社だそうですから、全部のタクシーが
新料金に対応できるようになるには、相当時間がかかるでしょうネ。 新料金メーターを 搭載した
車両には、その目印として水色のステッカーが貼られるそうですので、チェックしてみて下さいな。
でも 運輸省は運輸省で、再度 タクシー業界に安全・品質・サービスを 改めて要求しています。
今回の料金値上げ に伴い、義務付けた条件は、
* 営業用自動車運転免許常備 * 正装 * 車内温度の最適化 * 内装のメンテナンス
* 車体のメンテナンス ・・・ などの5項目です。 でも これって当たり前のことですよねぇ~
しかも 今後6ヶ月の間で、各タクシードライバーのこれらの改善がされた場合、さらなる値上げが
検討され、最終的に13%の値上げを 予定しているとのことです。 運輸省よ! 何を か言わんや!
肝心なことが抜けています。 タイのタクシーでクレームが多い乗車拒否や接客する話し方と態度、
乱暴な運転、メーターを 使用しない 等々の対応が入っていないようです。 これらを 無くして
はじめて安全・品質・サービスの向上が図られますのにねぇ~ 運輸省が分かっていません!!
ワタシたち外国人にとっても身近なタクシー。 どうなっていくか見守りましょう。
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