タイでは今日 日曜5日が「三宝節(アーサーラハブーチャー)」、明日 6日が「入安居
(カオパンサー)」で仏教の祝日、7日 火曜日を5日の振替休日として、土曜日から4連休。
新型コロナウイルス感染症対策センターでは、この4連休で大勢の人がお寺へ参拝するなど、
密になりやすく、また 移動する人も多くなり、これに伴い感染拡大の注意喚起をしています。

現在 国内感染者が40日間 連続で出ていないとは言え、陽性だった帰国者が数多くおり、
潜んでいるウイルスを持った人からの感染を懸念しています。本当にタイは慎重ですよねぇ~
「三宝節」は、陰暦8月の満月の日で、お釈迦さまが最初の説教を行ない、最初の子弟ができた日。
これにより、仏・法・僧の三つ(三宝)が揃った日でもあります。タイの人々はこの日を祝い、寺院に

お参りに行きます。そして明日が、仏教日「入安居(カオパンサー)」、陰暦8月の十六夜の日。
この日から出安居の日までの約三カ月の間、僧は仏教の修行に専念するためお寺にこもります。
そんな日ですので、一般的には今日 明日は 多くの人がお寺を訪れます。 そうでしたネ、
周知の通り、仏教日のため今日と明日は、アルコール類の販売が原則禁止されています。

タイは仏教国とよく言われますが、仏教が国教と定められているわけではありません。ただ、国王は
仏教徒でなければならないと憲法で定められています。それもあるのかな、タイの国民の9割以上が、
昔から伝わっている上座部仏教を信仰している仏教徒です。また、政府も「国家仏教庁(National
Office of Buddhism)」という機関を設置して、経済的にも国を挙げて仏教を支援しています。

<プミポン前国王も仏門に入り托鉢を行ないました>
日本人は仏教を信仰している とは言えませんが、タイと同じように国民の殆どが仏教系です。が、
世間一般の人は、お墓参りや初詣くらいしか、お寺には行かないでしょう。そして 決定的な違いは、
タイの人たちは、タンブン(徳を積むこと)など仏教の教えに沿って生きていることでしょうネ。
しかし近年は、仏教徒が9割を数えるタイでも ご多分に漏れず、若い世代は宗教離れが目立ちます。
特に、両親から離れて都会に住む若者たちほど、仏教の祝日でもお寺などに行かなくなったようです。

上座部仏教のタイでは 上述したように、昔から「人の為にお寺に行ってお布施(タンブン)を
行なう」とい慣習があります。或いは、自宅近くで托鉢の僧侶に供え物を献上するなどします。
それさえも、私が知っている以前のタイからすると、そのような光景を見かけることが随分と
少なくなってしまいました。そう、僧侶の考え方も変わってきています。 明日に続きます。


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