タイの爆破テロ事件、犯人逮捕の続報です！

　　
　どうやら犯人のアパートは、タイ人女性の名で借り上げられていたようです。昨日の続きです。

いつからか、トルコからの外国人と見られるグループが複数のアパートを借りており、警察は
借主のタイ人女性をテロ犯人と関わりがあるとして、捜索しています。　またトルコの偽造

パスポートを所持していた容疑者（28）は、ヨーロッパからアジアの国を経由して入国したと
話していますが、他の一切の尋問に対しては拒否、氏名・国籍などを明かそうとしていません。

　

拘束したのは412号室で、室内を捜索すると冷蔵庫の下に414号室のカギが隠されており、
爆発物の材料や大量の偽造パスポートは、この414号室から見つかったといいます。金庫も

あり爆破装置の製造にかかせない物質が見つかっており、発見物は鑑定にまわされました。
押収された起爆装置は、２度目の爆発現場のものと、同じタイプだったことも分っています。

また警察は、容疑者のアパートから数キロ離れた別のアパートを捜索しており、ここも
その容疑者が出入りしていた場所としています。ここでも爆弾の材料になる肥料や缶、
溶接に使うネジ工具などを押収。思っている以上に大掛かりな犯行なのかも知れません。

　

アパートの関係者によると、拘束された容疑者はめったに部屋から出ることはなく暮らしていた
との証言から爆破装置の製造、或いは現場までの準備などに関与したと見ているようです。

実行犯と携帯で連絡を取り合い、爆発物を仕掛けたのは別の者との見方をしています。　また
部屋には、もう１人の男がいて中東系の外国人に見え 太めで肌が黒かった、という証言も …

逮捕された容疑者は実行犯ではなく、17日にホアランポン中央駅で爆弾の入ったリュックサックを
実行犯に渡した人物である可能性が高く、実行犯はすでに出国した可能があるやも知れません。

　

昨日、アパート５部屋をレンタルしたと書きましたが、その後の調べで昨年１月からレンタルされ
ただ 常時、人が住んでいたわけではなく、その時々で入居者が変わっていたといいます。家賃は
１カ月2,000バーツ程度だったことから、通常は荷物の置き場として使われていたとのことです。

容疑者は、公用語と少し異なるトルコ語を話しているようで、トルコ系の言語を話すウイグル族などの
可能性もあると見られています。おそらく、国際テロ組織との関連はなく、友人ないし家族たちが

侮辱されたなど、個人的な理由から犯行に臨んだものとの見方が強いですネ。警察は、事件にタイ人も
含め10人以上が関わったと見て、まだタイ国内に潜伏しているものとして外国人の行方を追っています。

　

一方では、複数国の偽造パスポートが200冊以上見つかったことから、密入国を仲介する組織による
犯行の可能性もあるとしています。以前、偽造している密入国を仲介する組織を摘発したことへの

報復として犯行に及んだとの見方もありますネ。男はトルコ人である可能性が高いと判断していますが、
トルコ大使館は照会に対し否定しているといいますから、前に進めません。
　いずれ、警察・軍の一日でも速い完全解決を期待したいですよネ。