タイ国初、女性首相のこれから？

　　
　タイも いよいよ 初の女性首相の誕生ですねぇ～　　世界で女性の首相は 何人ぐらいいるんでしょうネ。

３日に行なわれた総選挙、予想はされていましたが、タクシン派の野党 タイ貢献党が265議席を 獲得。
反タクシン派の与党 民主党は159議席にとどまり、これで 貢献党の政権交代が実現可能となりました！

タクシン派が勝つだろうとは 思っていましたが、いきなり過半数を 獲得するとはねぇ～

しかし 早速 貢献党の比例名簿１位で首相候補のインラック・チナワット氏は、小政党４党と連立政権の
交渉を 行ない 基本合意に達し、連立合意で５党の代表共同記者会見も行なわれました。

　
　　　　　　　　＜新たな連立政権が誕生です！＞

これで５党の議席は計299議席 （下院定数500の約６割） となり、貢献党のみで過半数の250議席を
上回りますが、小政党を 引き入れ、政権基盤を 強化します。　現在 ドバイに滞在中のインラック氏の
兄であるタクシン元首相も、してやったり、という心境でしょうねぇ～　

一方　アピシット首相は 記者会見で、与党民主党が敗北したことを 認め　「タイ貢献党が新政権を 作る
ことになり、民主党は野党となる。　タイに初の女性首相が誕生することは、タイが女性の為に開かれて

いることを 示している」　と、貢献党の首相候補インラック氏を 祝福していました。　また　総選挙の
敗北の責任を 取り、党首を 辞任することも表明していますネ。

　
　　＜アピシット元首相ファミリーは何を思う…NCから＞

　さて、タイ国 初の女性首相誕生の見通しであるインラック氏、 「緊急の課題は、調和と和解を 実現し
国を 前進させること」 と、まずは タクシン派と反タクシン派に分かれている 国民和解に努めることを
優先課題にあげています。　政治経験は無く 経営経験は豊富なインラック氏、手腕の見せ所ですヨ。

しかも、プミポン国王の84歳の誕生日の祝典準備、インフレ対策や公務員改革、国民生活を 向上させる
最低賃金の大幅引き上げ、教育無料化、カンボジアとの関係改善、薬物と汚職の取締まり・・・等々、

解決しなければいけない問題が山積みです。　国王の祝典準備も掲げるなんて、何か　意味深です。
そう、そう、タクシン氏を いつのタイミングで帰国させるか、これも大きな課題ですねぇ～　　

　
　　　＜してやったり、インラック氏ファミリー…NCから＞

　インラック氏は、1967年生まれの44歳で 長男タクシン氏を 初め９人兄弟の末っ子。　タクシン氏とは18歳
離れている。　タイ国立チェンマイ大学政治・行政学部を 卒業後、米ケンタッキー州立大学で経営学修士を

修得。　タクシン一族が創業したタイの通信大手AIS社長や 不動産会社SCアセットなどの会長を
務めています。　政治経験は殆んど無く、事実婚だそうで 子供が一人おりますネ。
　首相になるにしても若く、しかも才媛誉れ高い才色兼備、しばらくは話題が尽きません！　　

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