どうしちゃんたんだろう? そう、アリヤ・ジュタヌガーン選手のことです!
今度は米国女子ツアーの 「カナディアン パシフィック女子オープン」 で、トータル23アンダーまで
スコアを伸ばして、今季5勝目を挙げてしまいました。 この強さは驚くより呆れてしまいますねぇ~
「リオデジャネイロ五輪ゴルフ」 では、初日首位に立ちながら 左ヒザ痛のため棄権し、非常に残念
がっていましたが、その悔しさ、無念さを ものの見事に挽回しました。 ご立派と言うしかありません。
タイでは、ゴルフで米国ツアーのメジャーに勝っても5勝しても、オリンピックのメダルには
敵いません。 それほど、五輪のメダルは日本人が思う以上に価値があるものなのです。 彼女は
それを知っていますから、途中棄権は本当に悔しかったのでしょう。 今回はそれをぶつけましたネ。
最終的にタイのメダル獲得は、金メダル2個、銀メダル2個、銅メダル2個の計6個を獲得し、国別の
メダル獲得数では35位でした。 重量挙げ女子58キロ級で金メダルと銀メダル、女子48キロ級で金メダル、
男子56キロ級で銅メダル、テコンドー男子58キロ級で銀メダル、女子49キロ級で銅メダルでした。
タイの伝統的スポーツとも言えるボクシングは、男子4階級・女子1階級に出場しましたが、
最高でも準々決勝進出までで、全選手が わりと早い段階で敗退してしまいました ・・・
過去を振り返ってみると、04年アテネでの金3・銀1・銅4の計8個が最高でした。 前回の12年
ロンドン大会では金なしで、銀2・銅1の計3個でしたから、今回は だいぶ 躍進しています。
タイが初めて夏のオリンピックに参加したのが1956年のストックホルム大会ですが、その後1976年
モントリオール大会で初の銅メダルを獲得して以降、今回入れて計31個のメダルを獲得しています。
<ラチャノック選手も金メダルが期待されましたが>
種目はボクシング、重量挙げ、テコンドーの三つのみです。 今年もその域から出ませんでした。
だからこそ、政府も国民もゴルフのアリヤ・ジュタヌガーン選手、バトミントンのラチャノック選手の
メダルを期待していました。
ちなみに、タイ以外の東南アジア諸国はインドネシアが金1、銀2、ベトナムが金1、銀1、シンガポールが
金1、マレーシアが銀4、銅1、フィリピンが銀1でしたので、タイはこの地域ではトップでした ・・・
そう言えば、東南アジアの格安航空最大手エアアジアが、リオデジャネイロ五輪で金メダルを
獲得した東南アジア諸国の選手全員に対し、エアアジアグループを利用した際の運賃を生涯無料に
すると発表しています。 銀メダリストは5年間、銅メダリストは2年間、無料となるそうです。
金と銀の違いは大きいですねぇ~ 金は一生乗り放題で、銀はたったの5年間ですヨ。
折角なら、東京でアリヤ・ジュタヌガーン選手に金メダルを獲得してもらいましょ!
嬉しい勝利ですが、無理を重ねないことを願います。
東京オリンピックで、その勇姿を見たいですものね。
一緒に観戦しません?