タイ人の日本訪問が増えている？

今年には、タイ人の海外旅行者数が410万人を突破するのでは、というニュースが流れていました。

日本人の海外旅行者数は2010年までに2,000万人を目標にしているそうですから日本の約五分の一、
偶然にも物価指数の格差とほぼ同じです。

タイ人の人気渡航先ベスト5は、マレーシア・中国・日本・シンガポール・香港だそうですが、
国際観光振興機構によりますと、特に2007年に日本を訪れたタイ人は前年比33.2％増の約16万7,500人と
過去最高を記録し、メキシコの38.4%増に次いで第2位の増加率となっているそうです。今年は20万人を
超すだろうとの予測です。

タイ国に毎年日本人が130万人近くも押し寄せて、迷惑を掛けているのでは？と憶測するだけに、
このニュースを聞いてワタクシはホッとした気持ちになりました。（笑）

タイ人海外旅行者が増えている要因として、経済成長、バーツ高による海外旅行の割安感、所得の増加、
日本政府の観光客1,000万人受入れキャンペーン（ビジット・ジャパン）による、重点12カ国にタイも含む、
若いタイ人女性のビザ取得が容易になる、格安航空会社・・・等々の効果が大きいようです。

因みにタイ人が海外旅行で使うお金は、1人当たり約3万バーツ（約10万円）で総額1,250億バーツ
（約4,125億円）が、海外に流出することになるそうです。

日本人も海外で同額使う計算をしますと、日本人はなんと2兆円ものお金を流出していることになります。（驚）

タイ人の日本へのハイシーズンは、桜の時期である3月～4月のようですが、4泊5日で関西空港から入り
成田空港から出るパターンが多く、大阪（ユニバーサル・スタジジオ）－京都（金閣寺・清水寺）－
富士山の麓（河口湖の旅館）－東京（ディズニーランド・浅草）のコースが「ゴールデン・ルート」と呼ばれ、
圧倒的な人気があると聞きます。

またバンコクのラーメンブームから日本でラーメンを食べることも目的の一つになるとの事。
（横浜のラーメン博物館など）　　尚　リピーターとなると雪景色を目的に北海道や東北の温泉だそうです。
特に「札幌雪祭り」は富裕層の間では超人気です、って。

処で、「札幌雪祭り」には恒例の“国際雪像コンクール」があり、今年は37回を迎え、14カ国の国が参加した
そうですが、見事優勝したのはどこの国だと思いますか？・・・　そうなんです！タイ代表なんですって。

「タイでは雪が降るの？」とよく真顔で質問されたそうですが、実は参加したメンバーは、皆
シャングリラやペニンシュラのホテルで氷のオブジェを造るベテランの職人さん達なんですね。　
そりゃぁ～　雪を削るのも上手なわけですわねぇ～・・・

タイチームの作品名は「家族」で、タイを象徴する動物“象の親子”をモチーフにし、家族の絆を
表現した雪像だそうです。しかも、今回で11回目の参加で3回目（1991年、2000年）の優勝を
している強豪国なんだそうです。知りませんでしたねぇ～

そう言えば、タイ人プロゴルフファーとして初めて日本ツアーで優勝したプラポールも
北海道ANAオープンでしたネ。タイ人は、何か北海道に優勝という縁があるんでしょうか？


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