タイでゴルフ友達になりましょ。

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タイ・エリートカードが民間企業へ譲渡?

2009年11月19日 | タイの出来ごと、あれこれ
   
 政府からすると、赤字が雪だるま式に増え続け 厄介物であった “タイランド・エリート・カード” の
方向性が ようやく決まったようです・・・ 同件についての決断、アピシット首相は優柔不断でしたネ。

    
     < エリートカードを扱うTPC >

 アピシット首相は、同カードを運営する国営の 「タイランド・プリビレッジ・カード社(TPC)」 を、
三カ月後には競売にかけて、民間会社に売却する事とし、売却の実現が不可の場合は、同社を解散させ、
タイ国政府観光庁が、会員のケアを受け継ぎながら、政府が会員に賠償金を支払うとしています。

その額、23億9千万バーツ、その他、TPC職員の退職金1,000万バーツ、同社の債務1億100万バーツも
政府の負担となりますので、合計25億バーツ(約70億円)以上にものぼり、これでは、タクシン時代の
「負の遺産」 と言われちゃっても仕方ありません・・・

 アピシット首相初め政府首脳は、「累積赤字が14億バーツに昇り、このままでは政府の負担が
膨らむばかり」 と嘆きながら、どうして もっと早く決断できなかったんでしょうネ、

   
   < アピシット首相 >

 08年までには100万人のメンバーを集めるという目標を掲げていても、昨年まで実際のメンバー数は、
3,000人を下回っていた上に、08年度初めに 入会費を100万バーツから150万バーツに値上げもし、
様々なサービスを利用できる特権も減る一方でしたもの、これでは集まるワケがありません・・・

先延ばしにしていたモンですから、組織の解散やら入会費を支払った額は泣き寝入り・・・ 等々の噂が
先行し メンバー間が一致団結して、訴訟する、しない問題までもが、動き出していました。

 会員の人達で、(合計2,570人で、韓国人が737人と最も多く、次いで日本人399人、台湾人294人
-5月末時点) 無理して入会した人なんぞは、さぞかし 固唾を呑んで見守っていることでしょう。

 タクシン政権時代の03年に、エリートカードがスタートした時は華々しく恰好良かったんですよ~ 

   
   < タクシン元首相 >

 外国人や富裕層、そしてビジネス・エグゼクティブが対象で、入会費100万バーツの入会費を払うと、永久
メンバーになり、その特典には、迅速な入国審査サービスや不動産の長期リース権利のほか、一流スパ、
ゴルフコースがフリーパス、5年間のビザ、高級ホテルの特別割引、と謳っていましたからねぇ~

外国人向けの特別優遇カード、なんて宣伝して・・・ 響きはいいですもんね。(笑)

 03年と云うと、ちょうどワタクシも タイと日本の行き来を考慮中でありましたから、真剣に同カードの
入会を考え、在タイ40年近くになる友人に相談したことが、昨日のように思い出されます、その時の友人の
一言が忘れられません。 「止めとけ! そんなモン、首相が変わったら どうなるか分からんよ」… 

 友人の言う通りになりました。そんなことがありましたので、ワタクシも同カードについては関心も深く
タビタビ話題にもして来た次第です・・・ 100万バーツと云うと、当時の350万円前後していましたからネ、
 もし購入していたら、ワタクシも慌てていたことでしょうネ。


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