タイでゴルフ友達になりましょ。

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タイで新格安航空会社設立って、大丈夫?

2011年05月26日 | タイのちょっと気になる報道!
  
 大丈夫かなぁ~? … 何が、って?  タイ国際航空が先週の取締役会で、100%出資の格安航空
会社を 設立する方針を 固めたそうですヨ。   どうも中途半端のような気がしてなりませんがねぇ~

タイ国際航空は1960年の設立ですから、昨年で設立50周年、上場企業とはいえ財務省が株式の51%を
所有する半官半民の政府系企業です。 ですので 尚更に 航空事業は慎重に願いたいもんですが・・・

と 云うのも、タイ国際航空は 既に 2004年、タイ政府系金融機関、タイ王室系資本と共同出資で
「ノックエア」 という航空会社を 持っており、本来 格安航空事業は この会社が担うはずでした。

 
 <ノックエア、ノックって鳥という意味かな…>

しかし タイ国際航空は筆頭株主 (39%) とは云え、ノックエアはタイ王室に近い名門、サラシン家
のパティー社長が独自経営を 行ない、なかなか 言うことを 聞かず、両社の関係が上手くいっていません。

これが一つ、そして もう一つ 残されている問題があります。 タイ国際航空はシンガポールの格安
航空会社 「タイガーエアウェイズ」 などと合弁で 格安航空を 設立し、マレーシアの格安航空大手会社
「エアアジア」 に対抗する為、今春から運航を 開始する予定でしたが、タイ運輸省の反対で暗礁に乗り

  
<タイガーエアウェイズは、シンガポール航空系です…>

上げているんです。 噂では 航空利権を 持つタイの有力政治家が横槍を 入れた、とされていますが、まだ
格安航空事業が開始できるか どうかは不透明な状態です。 こんな時の格安会社の設立ですからねぇ~
これも政府系の会社だから出来る ”技” なんでしょうか? 

 新会社はバンコクを 起点に、タイ北部チェンマイ、南部プーケット、シンガポール、香港、マカオなど
飛行時間3、4時間以内のタイ国内線、国際線を 運航する予定だとか… 機体はタイ国際航空が所有する

飛行機を 利用し パイロットはタイ国際航空を 引退したパイロットを 再雇用、客室乗務員は外部委託し
来年4月の運航開始を 目指しているようです。   それどころじゃない、と思いますけどねぇ~

 
   <大丈夫? しっかりしてね、タイ国際航空さん!> 

 実は、ここの所 急成長している中東系航空会社による タイ国際航空のベテラン操縦士の引抜きが
盛んらしいんですネ。  エミレーツ航空など中東の大手航空会社では、各社とも100機単位で航空機を
発注しており、この為 操縦士も足らず 「高待遇」 を 武器に 外国人の引抜きが、進められているようです。

昨年だけで、タイ国際航空から 既に 30人の操縦士が引抜かれ、今年は 更に 増えると聞いています。
特に操縦歴8年以上のベテランがターゲットとなり、月収は 副操縦士クラスでも約40万バーツと、タイ国際

 
   <今 エミレーツ航空は大変な勢いですよ…>

航空の約4倍の金額が保証されているとか、いないとか… 引抜きの防止対策として、給与や飛行手当の
35%増、定年年齢を 60歳から65 歳に引き上げることなどを 検討しているそうですが、どうなることやら?

 今ある会社を シッカリ管理できず、新会社が上手く運営されるとは思いませんが・・・
 命を 預かる航空会社ですからねぇ~  ホント 頼みますヨ、タイ国際航空さん!  


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