タイ人の脚線美が見れなくなる？

タイ人と接していて感心していることの一つが、女性の脚の美しさがあります。
女子の親御さんは娘の歯並びと脚の美しさには気を使うと聞きます。

その努力の賜物を精一杯表現していたのが女子大学生の制服です。大学生になる前は田舎の子
だった女子が、大学生の黒いスカートと白いシャツを着た途端に、すらりとした脚が眩しいスマートな
女子学生に変貌してしまいます。摩訶不思議なことです。こんな素晴らしい変貌を規制しようと
お役人が動いています。

女子大生の制服のスリム化・ミニ化が進んでいるのを見て、今年の7月から教育省と文化省が本格的に
制服の規制に乗り出しているとの事です。どこの国のお役人もやること、考えることは同じですネ。

新聞等の報道によりますと「ここ何年か前から、体に密着する小さめサイズの白いブラウスやスリットが
入っているミニスカートを身に着ける女子大生が増えている。不適切な制服は、セクハラや人身売買の
被害者になる恐れがあるので、制服販売業者にも丈が38センチ以上のミニスカートを販売するよう
求め、一部の大学ではこうした服装の女子学生は教室に入ることも禁じる」と言い出しているとの事です。

うむ～　お堅いおじさん達の気持ちも解らないでもありませんが、ちと・・違うような気もします。
早速、こんな反論も掲載されています。「一体、誰のために何のために、制服を規制するのか。
それをもっと明確に説明して女子大生の理解を得ない限り、今の流行を止めることは出来ない」と・・・

また数年前では、こんなこともあったようです。生徒が集まらずに困っていたある高校では、思い切って、
制服を短めな日本のセーラー服に変えたところ、するとこの作戦が大当たりで生徒数は一気に10倍までに
膨れ上がり、学校が急に慌しくなっているそうです。女の子は、如何にファッションや制服に拘るか、
この現実を政府のお役人は認識しているのでしょうかネ。野暮なマネをしなさんな！と言いたいですね。

ミニスカートの制服や女子大生のすらりとした脚がいけないのではありません。見る側の妄想がいけません。
事故が起きるから“踏み切り”を取除くのでは無く、“踏み切り”の渡り方、ルールを教えてあげないと
いけません。こんな批判も聞こえてきました。「女子大生の服装を云々する前に、遅々として進まない
教育改革にもっと本腰を入れるべだ！」と・・・　ワタクシも同感です。

先日、大学生が集まるサイアム駅を通りかかりましたが、なんとまぁ～ダサい長めの単なるスカートを
穿いている女子大生が増えたことか！でも、でも　まだまだ　こんな規制に耳を貸さない逞しい
女子大生もいました・・・　「この自慢の脚のどこがいけないの？」と訴えているようです。


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