先月の17日のバンコク爆弾テロから1カ月経って、あの騒然とした夜から
バンコク市内も随分と落ち着いてきたようです。
しかし 17日昼間、在タイ日本国大使館から在留邦人当てに、緊急メールで「8月に発生した2件の
爆発事案は 現在もタイ国家警察による捜査が継続中であり、その全容は解明されていません。今後も
不測の事態が発生する可能性も排除できませんので、防犯対策の基本である “3ない行動”
「近付かない・慌てない・楽観視しない」を忘れずに 万が一、不審物を発見した場合には
「踏むな・触るな・蹴飛ばすな」を心掛けて下さい。」という注意喚起あったばかりでした。
そんな中ですから驚きました!
先月と同じ17日夜、タイ深南部ナラティワート県ラゲ郡の8カ所で爆弾が爆発し、住民
2人と兵士1人が死亡、13人が負傷した、というニュースが流れましたからねぇ~
結局 いずれもタイ深南部の分離独立を目指すマレー系イスラム武装勢力による犯行とのことで、
ホッとしましたが ・・・ バンコク爆破事件が起きた時、彼らが犯人では? という憶測をした
一部の警察やマスコミもいましたが、そうではなく その時も安堵したことが昨日のようです。
爆弾テロ事件により、タイを訪れる外国人旅行者の減少が懸念され、事実 8月は4割ほど減少しました。
が、徐々に回復し 12月からのハイシーズンには影響ないと、タイ観光協会の見通しです。いや むしろ
本年度の外国人観光客の目標を2,880万人から3,000万人に引き上げると強気なことを言っています。
タイ観光協会は同事件で約640億バーツを損失したとの試算を政府に報告していましたが、
その主な要因は、香港や台湾などの国がタイへの渡航自粛勧告を決めたからだとしています。
またテロを受けて35カ国が渡航注意を呼びかけ、133万人の外国人客がタイへの旅行を中止した。
それが、香港は近いうちに自粛勧告を解除し、また 多くの国々の渡航注意も解けて一部犯人も
逮捕。 事件の全容も徐々に判明されつつある。 他の国々も自粛解除に動き出している ・・・
これらが強気の根拠のようです。
<コープカーン観光・スポーツ大臣と森田知事 …>
これに対し、観光・スポーツ省は観光業も 確かに影響は一時的だとの見方を示していますが、当初の
目標人数の2,880万人と観光収入の2兆2,000億バーツ(約7兆3,920億円)をともに据え置くようです。
1月~7月にタイを訪れた外国人旅行者数は、前年同期比30.7%増の1,750万人と大きく伸び、
また 同期の観光収入は同30.0%増の8,184億バーツでした。同事件の影響で減ったけど、今は
観光業として順調な回復をみせているとの判断です。 そうネ、据え置きが妥当でしょうねぇ~
タイ国政府観光庁も、近々エラワン廟で香港や台湾のアーティストを招いたテロ被害者追悼
コンサートなどを企画していたり、他の観光客誘致を目的とした企画も検討しているようです。
昨年5月のクーデターで落ち込んだ観光業、せっかく回復したのに この爆破事件。再度の
回復に向かってタイ政府を先頭に一生懸命です。日本の皆さんも予定どうり来て下さいネ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます