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タイと日本の違い!(女性の社会進出)

2008年08月04日 | タイと日本の違い!
東京の通勤電車に乗ってみると、男性のほうが多く男性社会を彷彿させますが、バンコクでは女性の方が俄然多いですネ。

毎朝の通勤風景(バスやスカイトレイン)でも女性が乗っている割合が多く、これは日本と異なる光景の一つでしょう。
結婚後も妊娠後も働くケースが一般的で、臨月ギリギリまで勤務して再び職場に戻るケースが多く、共稼ぎであれば
ベビーシッターを雇うことも出来、一般的に女性が働く環境が日本より整っているとも言えるでしょうネ。

先々月でしたか、カード大手マスターカード・インターナショナルが纏めた2008年のアジア太平洋13カ国の「女性の社会進出度」の
調査によりますと、社会・経済の男女格差が最も少ない国はフィリピンで、最下位は3年連続で日本、と報告されていました。

女性の社会・経済進出状況を「管理職の割合」「平均収入」「学歴」「雇用市場への参加」の四項目から割り出し、男性を
100として指数化した結果だそうです。全体の平均は70.38で、昨年の73.24を下回ったようですが、タイ国は74.03で、
辛うじて平均を上回っていましたが、各国・地域の指数は韓国60.58、中国70.99、フィリピン86.82で、日本は「管理職の割合」と
「学歴」の指数がきわめて低く、49.83だったとの事です。一概に比較は難しいですが、何とも興味深い結果でした。

この数値だけで判断すれば、女性の社会・経済進出は日本よりタイのほうが進んでいる、ということになります。同調査の場合
各国の首都をベースに行なわれると思われますが、東京とバンコクと比較しても、社会的な背景の違いも大きく影響してきます。

ちょっとした共稼ぎ夫婦の女性では、出産後3~4ヶ月の産休をとってすぐに職場へ復帰します。子供の面倒は親であったり、
住み込みのお手伝いさんを雇ったりします。日本では若夫婦がお手伝いさんなんて雇えませんが、タイでは手の届かない
金額ではありません。

また 日本と大きく違うことは、タイの社会通念として「子供は大切で最優先」という意識が強いので、何かあれば子供を優先しても、
その後職場での立場が悪くなるとかありませんので、仕事の途中でも幼稚園に迎えに行ったり、会社のオーナーであれば、子供を
会社に連れて来て仕事が終わるまで子供を遊ばしておく、なんてことも日常茶飯事で社会全体が理解しているようです。

まぁ~実際、日本では小さい子らを子育てしながら働くのは、会社に対してでも、母親と家庭にとって負担が大き過ぎますものネ。
同調査でいつも日本が最下位になるのは、こんな国の社会通念、職場の環境も大きな違いで、そうさせる要因でしょうか?
仕事が、家計面が中心であれば「子供が生めない、三人目なんてとんでも無い」となるのでしょう。

また こんなことを指摘する人もいます。

タイや東南アジアの国々は、歴史的な背景に「企業は家族労働から始まっている」と言います。商売を始める時は個人商店からの
スタートで、夫婦で夜遅くまで働き頑張ります。軌道に乗ってくると一族や使用人が加わり何十年か経てば、親の背中を見て育った
子どもが加わります。男性は力仕事や外回り、女性は集金や事務などをやるという分業の歴史があるので、女性が企業のなかで
男性と同等に働く風土があると指摘します。

日本女性の日本社会への遅れは、「昔から補助的な仕事が多く、またそれで満足する女性も多かったから」と・・・ 
色々な意見がありますが、これも個人的は納得しますネ。


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2 コメント

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Unknown (バイタク)
2008-08-04 15:56:39
タイ女性=働き者、というイメージが強いですね。我々のような観光客的立場の人間から見ると余計にその印象が強いです。
歴史的背景はnagaichiさんの説明で納得出来ました。

日本では男は働くもの、女は家を守るもの!という無意識の意職が残っていて、女性の社会進出を遅らせている理由の一つでしょうか?

個人的には、社会で一生懸命働く女性も好き、しっかり家を守ってくれる女性も好きです(笑)
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社会構造の違いか? (prius)
2008-08-04 20:50:47
昔のことはわかりませんが、
日本の場合、昭和の時代までは、企業に就職した女性も、結婚したら「寿退社」して、専業主婦になり、家事と子供の世話に専念するというのが社会規範でした。家長(死語かな?)の収入でファミリーの生活が賄えた時代でした。その後バブル崩壊で、家長の収入だけでは生活できず、主婦がパートに出るようになり、最近では、女性の高学歴化が定着し、結婚しても退社しないばかりか、結婚せず、仕事優先の女性も多くなってきて、少子化の要因にもなっています。

タイの場合は、階級社会・学歴社会のため、国民の過半を占める貧困階層は、父親の収入だけではファミリーの生活が賄えず、止む無く、主婦も働かざるを得ないのではないかと思います。
タイは農業国であり、国民の過半は農民です。農業は家族労働の典型的な産業であり、女性が働くのは当たり前です。

バンコクは工業化の進展で中産階層が増加して、父親の収入のみで生計が可能になり、専業主婦も増加してきましたが、メイド(最近はミャンマー人が多いようです)を雇って夫婦共稼ぎの世帯も、高学歴世帯を中心に多いです。
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