反転液晶でコンポジットバンドのG-SHOCKを購入してから1か月が経ちました。購入前にはいろいろと不安だったのですが、実際に使ってみるとかなり印象は変わるものです。
まず、見づらいのではないかと思って購入すべきかどうかをかなり思い悩む要因となった反転液晶ですが、日常的に使ってみると、たまたま一番見易い角度で文字盤が見たときの「くっきり」感が逆に素晴らしく、通常液晶では味わえない心地良さがあることに気付きました。例えば照明をやや落とした場所で時間を気にしながらプレゼンテーションをしなければならない時など、「はっきり文字盤が見えなくても良いから、とにかく時刻だけ判読したい」というようなシチュエーションには通常液晶の方が道具として便利ですが、趣味としてG-SHOCKを楽しむといったゆとりが持てる状況であれば、反転液晶の時計を身に付けることはなかなか楽しい体験です。
購入前にもう一つ気になっていた点として、ソーラー充電駆動の時計だということがあります。スマートフォンもそうなのですが、僕は充電が必要な機器を持つとバッテリー残量がとても気になってしまう人間です。GW-B5600BC-1JFが充電池で駆動するというだけで、購入前からバッテリーの心配が始まっていました。しかも、すでにタフソーラーのG-SHOCKであるGW-5000U-1JFを購入していたので、例えばGW-5000U-1JFを何日か連続して使ってしまうと、GW-B5600BC-1BJFの充電が切れてしまうのではないかと懸念したのです。自動巻きの機械時計を複数持っている人と同じような悩みですね。
今は3本のG-SHOCKを日替わりで使っているので、GW-B5600BC-1BJFもGW-5000U-1JFも多くて3日に1度、場合によっては週に1度くらいしか身に付けることがないのですが、今のところ満充電に近い状態を維持しており、半分以下の表示になったことはありません。パワーセービング機能を有効にしていることも奏効しているのかも知れません。予想以上に充電が持つことを知って、もう何本かタフソーラーのG-SHOCKを買い足したくなりました...
また、コンポジットバンドはとても着けていて楽です。樹脂素材のモデルで広く採用されているピンバックルではなく、片開きのフォールディングバックルなので、片手で簡単に着け外しが出来ますし、コマとコマの間隔が緩い(広い)ので、悪く言えば安っぽいのかも知れませんが、その分腕への締め付けが緩やかなので、時計を着けているときの負担が少ないです。金属製のブレスレットと比較したときの圧倒的な軽さもその快適さに寄与しているでしょう。
意外に使用頻度が高かった機能が携帯電話探索機能でした。家の中のどこかにスマートフォンを置き忘れて見付からなくなることがたまにあるのですが、今までは固定電話から自分のスマートフォンに電話して探していました。しかし、スマートフォン側がマナーモードになっていると振動音が聞こえなくて、なかなか見付からないことがあるものです。そんな時にGW-B5600BC-1BJFのDボタンを5秒間長押しすると、スマートフォンで音が鳴り出し、楽に見付けることが出来ます。小さな時計からBluetoothで発信される信号のためか、時計の割と近くにスマートフォンがないとDボタンの長押しにスマートフォン側が反応しないのですが、時計を持ちながら家の中を歩き回っていると、見失ったスマートフォンの近くまで来たタイミングで大きな音が鳴り始めるので、結構ありがたい機能です。
同じスクエアタイプのG-SHOCKでもここまで使用感が違うことには驚きます。G-SHOCKファンの方が何本もG-SHOCKを買い求めてしまう気持ちが少し分かり掛けた気がします。
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