休日に長らく行ってみたいと思っていた笹塚に向かいました。
が、かなり暑い日だったのでまずは駅前の日高屋さんで燃料補給します。
そして向かった先は笹塚駅高架下にある公衆トイレです。
決して日高屋で飲み過ぎて尿意を催した訳ではありません。
「THE TOKYO TOILET」という取り組みをご存じでしょうか。詳細は上掲のWebサイトをご覧頂くとして、手短に言えば渋谷区内の公衆トイレを著名な建築家やデザイナーがデザインするというプロジェクトです。
箱物行政という言葉があるくらいで、国や自治体が作る建築物はとかく無駄遣いの誹りを受けがちですが、どうせ効率を求めないのであればアート側に振りきってしまうというのは一法かも知れません。ましてや汚い、怖いといったネガティブなイメージがつきまとう公衆トイレをきれいなデザインを施す対象にするなんて、それこそ行政とかが協力しなければ実現できないことだと思います。本プロジェクトの発足経緯を良く存じ上げないので、もしかしたら日本財団主導で始まったプロジェクトなのかも知れませんが、全国の自治体で同様のプロジェクトを実施して頂きたいものです。
閑話休題。上の写真を見てお分かりの通り、トイレの上部には大きな月のような屋根がついています。もう少し建物に近付いてみると
トイレの男女別の標識が三日月の上に乗っていたり、窓にはうさぎがいたりと月モチーフ全開です!
この窓はとても良くできていて、トイレの中から見ると外側の明かりが優しく差し込んできます。
トイレの外にある植栽の葉が見えていますよね。
このトイレには子供用トイレが併設されています。こどもの用を足すためだけの目的で親子連れでトイレに入っていく光景をよく目にしますが、トイレ利用者がお子さんだけであれば、こうした子供用トイレがあった方が便利だと思いました。
子供用の手洗いも子供用サイズになっていてとても気が利いています!
こんなに素敵なトイレが駅周辺の環境に溶け込んでいるなんて、最高の駅ではないでしょうか。