今回のツァーの個人的注目はウィーン美術史美術館(博物館)。
ここは世界的美術館、ルーベンス(フランドル1577-1640)、P・ブリューゲル(フランドル1525-69)、ティツィアーノ(ヴェネチア1488-1576)、ラファエロ(イタリア1483-1520)、ベラスケス(スペイン1599-1660)、クラーナハ(ドイツ1472-1553)等の名画がてんこ盛り。
自由時間に念願かなって訪問。
なかでもP・ブリューゲルの「農民の婚礼」は16世紀の農家の土間での結婚披露宴。
花婿、花嫁はどこ?…壁の幕の前に花嫁らしい人がいるが…。テーマは飲めや歌えの大騒ぎぶりをユーモラスに描くことと推測。
仮想会話《酔っ払いの会話から》
A:今度の嫁どう思う?
B:村一番の別嬪さんでねえか?気立てもよさげだし。
A:んだ、俺もそう思う。息子の嫁にしたかったぞ!
B:それは無理だろう!
A:なんでだべえ?
B:だっておめえの息子はまだ17歳だろ?若すぎだべえ?
A:そかなあ?
A、B:馬鹿な話は止めて、もっと飲も飲も!おーい姉さん酒ないぞ!運び台の上のご馳走もくれや…
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2017年4月東京都美術館のボイマンス美術館展に「バベルの塔」。
また2018年1月「ブリューゲルゲル展」に「野外での婚礼の踊り」が来た。
今回の「農民の婚礼」の続編。いずれも農民の婚礼の一場面。彼は農民を好んで描き農民画家と呼ばれたとか。
その時次男ヤン・ブリューゲルの「花瓶に入ったチューリップと薔薇」も話題になった。
(ブリューゲル家は同名の長男、次男、孫まで3代にわたり画家9人輩出)
16世紀はルネッサンス後とは言え神話をテーマに描かれた時代と思うがこんなに愉快なキャラクターの絵が描かれたとはね。感激!感激!
これがフランドル(ベルギー、オランダ方面)絵画の真髄かな?!オランダ万歳!!
ウィーン美術史美術館の外観
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