令和2年12月14日(月曜日)
令和2年第4回日田市議会定例会14日目。
上程議案に対する質疑(議案質疑)が行われました。
一般質問が、市の一般事務に対して、議員個人の意見や提案を交えながら「質問」できるのに対し、議案質疑は、議案の内容を「質疑」するものであり、賛否に対する自己の意見を述べてはなりません。
質疑の後、本会議では、上程されている議案・請願を各委員会に振り分け(付託といいます)、散会。
全員協議会が開かれ、令和3年度からの5か年の予算編成の基礎的資料となる『財政推計』の説明を受けました。
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新型コロナの影響による市税の大幅な減少、合併算定替による優遇措置の終了や国勢調査人口の減少による影響を受ける地方交付税の動向など、たいへん厳しい状況です。
財政収支の見通し(普通会計)を年度別に見ると、令和2年度▲6億9,800万円、3年度▲8億6,300万円、4年度▲3億7,700万円、5年度▲3億9,300万円、6年度▲4億700万円、7年度▲4億1,900万円と、毎年、財源不足が見込まれています。
厳しい財政状況を考慮した予算編成が進んでいると思います。しっかり内容を掴みたいと思います。
この財政推計ですが、平成24年3月、同年12月、26年9月、28年3月、同年12月と発表されています。いわゆる不定期。28年12月議会の一般質問で、「今後は毎年定期的に行い、社会経済状況、国の制度改正等の影響を反映させて、これまで以上に正確な予算編成の参考資料とする考えはないか」を尋ねたところ、翌年度以降、毎年12月議会中の全員協議会で報告されるようになりました。
さて、明日からは、委員会審査です。市民注視の案件を預かりました。責任重大です。気を引き締めて、全力を尽くします。
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