* コーギーな生活へようこそ *

ななみ(血管肉腫)もりし(急性腎不全)うっちー(肺水腫)うぃる(脳腫瘍?)、せがーる・しおり コーギー姉妹の徒然日記。

全てを記す、今宵の出来事。

2010-10-24 | ななみ(コギ♂)
犬を迎える時、
皆、どれ程の気持ちで迎えるだろう?

かわいいから。
犬が好きだから。

でも、
その子が病に倒れた時、
何処まで出来る覚悟があるだろうか。

そんな事を思った。




カイヌシは…
覚悟をしていた筈だった。

16歳、老衰で見送ったチロの最後や、
顔の骨の癌で見送ったチャムのこと。
乳がんで逝ったミミのこと。

闘病の末、癌で逝った父を見送ったこと。


命の逝く瞬間を知っていたからこそ、
覚悟を持って、見送ろうと心に誓っていた。


けれど…

突然、出来事は起こる。



数日前は、いずれ弱って行くであろう ななみ の身を案じ、
張り裂けそうな程の不安を、抱えていたけれど。





23日、22時30過ぎ。突然の出来事。
つい、20分程前に、カイヌシ帰宅したばかり。


いつもの様に3コギにガムを与えようと、準備をしていた。

「きゅいーーーーんきゅいーーーーんきゃいーーーーーん
突然の叫び声。

初め、うぃるが ななみ になにかをしたのかと思い、振りかえると、
激走する ななみ。
鳴き叫びながら、走り回る。


訳が解らない。



涎を流し、部屋中を駆け回る。 異常な疾走。

そのうち、糞を垂れ流しながら…。

抱き上げても、もの凄い悲鳴。

階段を飛び越えるのではないかという程の、狂気。

どうすることも出来ず、救急病院を探す。


マーブル動物病院は、夜間救急がない。
言われていた、夜間病院を探すも…

その間も、叫び声をあげながら狂乱する ななみ。
いつも、簡単に検索出来たものさえ探せず(カイヌシもパニくっている)、
以前、うぃるがお世話になったことの有った、
兵藤動物病院本院(二俣川)へ車を走らせる…

その間も、異常な程の悲鳴。
車好き、車慣れしている ななみ、
聞き分けの良い ななみ からは想像が出来ない姿。
寝巻姿で、母も同乗。
とても、運転しながら、発狂する ななみ を抑えきれない。

20分程車をはしらせ、到着。

何回か悲鳴を上げるも、幾分か落ち着いてはいる。



診察を受ける。
パニっているのに、全ての経過を話す。
脾臓を摘出したこと。
血管肉腫であること。
免疫科学療法を継続していること。
途中、大学病院から転院したこと。
転移が見つかり、昨日5-FUを通常量投与を受けたこと。


副作用は出る恐れは聞いていた。
吐いてしまう、食欲が落ちる、ぐったりしてしまう等。
でも、これほどの狂気は…想像していなかった。


診察の結果、
5-FUでの副作用の可能性は低いのではないかと。
脳に転移をしていて、症状が出てきた恐れも有ると。


コーギーサイズでも、狂乱時には抑えきれない。
そんな現実。鎮静剤を打つ事に。

「少量にしておきますからね」



ななみ を車へ戻し、お会計へ。
呼んでも、先生は出てこない。
15分程待たされる。

「投与量を間違えました。様子が変だったらまたきてください。」
よくよく確認すると、通常量の倍らしい…。
(でも、正直に言ってくれただけまし?)

腰が抜けそうになる。


ただでさえ…
ただでさえ、小さい身体に負担がかかっているのに。


とてもじゃないけれど、
家に戻っている場合じゃない。


先生  「お預かりはできますよ」
カイヌシ「ここで待たせてください。」
先生  「でも、電気をいつまでも点けておけないし」
カイヌシ「じゃあ、車で待ちます。慣れているので」

そんなやりとり。間違えといてなんじゃそりゃ。

結果、効果の落ち着くまでam2時まで、病院前の車内で様子を見る。


ななみ は落ち着いている。

お会計して帰路につく。


家中の糞跡の処理…。(ま、いいのよ、なちょのうんこ位


階段に柵。



これが、今宵の出来事全て。
現実は、小説よりも奇なり。






脳に転移していた場合、
再び、この狂気を繰り返す事も有るらしい。

どうすれば…。
母(犬ばあちゃん)では、カイヌシ不在ではとても無理…。



それに、本当は24日の朝(もう、今朝のことです。)、
ロビーちゃんママさん(パパさん)が、
海での3コギ写真を撮って下さるというので、お約束をしていた。

でも…。
あの尋常じゃないパニックが突然起きたら…。

あぁ、とても楽しみにしていたのに。



カイヌシの人生、マンガか なんか、笑えてくる…。




取りあえず、明日朝一番で、マーブル動物病院へ向かう。



どうしよう…。
カイヌシは何処まで出来るのだろうか…。



ななみ は、今足元で眠っています。
いつもと変わらないのに…ね。





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一応、投与量間違えた、若い先生は謝ってくれましたけど…。
医療の現場って、こんなもの???
でも、人間の病院だっていろいろ有るものね…。


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