何気ない情景。

今日は仕事ラストが、とっても自宅近所でした

ラッキーな事に、直帰出来たので、既に自宅　なんと珍しい








今日の仕事で移動中目にした、何気ない情景。



それなりに高齢のおばあちゃんが、
はたまた、それなりに高齢のワンコを連れてお散歩していました。

ワンコは柴犬風


よたよた…とおばあちゃん。

よろよろ…とワンコ。


カイヌシ、丁度信号で停まる。

大丈夫かな、ちょっと心配になる。



その時、おばあちゃん、近くの花に釘付け…
歩くのを止めてしまって、じっくり集中

そうとは解らない、ワンコ。

急に立ち止まったおばあちゃんを心配する。
自分だって、足取り、よろよろなのに。

そんな身体の動きを微塵も感じさせない、
強い強い視線で、心配そうに、覗きこむ。
キリリとして、澄んだ強くてやさしい瞳で…。



カイヌシ、丁度そこで走りだしちゃったのですが…





その、ワンコの表情を目の当たりにした時、

あぁ、知っている表情だっ…て思いました。






確かに、ついこの間まで、カイヌシにも向けられていたその表情。



転移が解って、不安を抱えていた時…

ななみ の病状の進行に怯えて悩んでいた時…

治療費がかさんで、通帳とにらめっこしていた時…

食べてくれなくて、どうしようって…悩んでいた時…


そっとカイヌシに向けられていた、
あたたかい、見守る様な…　ななみ の表情と同じだったのです。






そして、解っちゃったのです。



カイヌシは、ななみ を守ってきたつもりだったけれど…

本当は、ずっと…ななみ に守られてきたんだって。





こんなにもあったかくて…大きなやさしさで、守られて来たんだって。





だから、貧弱だったカイヌシは、頑張って来れたんだぁって。











12月5日の写真。

逝ってしまう約1ケ月前だなんて思えない。




ななみ　「がるるるるるる～…」　　←誰か来客！　緊急体制！



ななみ　「ぐぐぐぐぐぅ～…」　　←喉の奥で威嚇！



あれは、お隣へ荷物じゃない？

ななみ　「……ぐぅ・・・・・。」　　←止まる…。





それでも…
ちゃんと、音の動きに注意を払う！



耳が…耳がまだ緊張状態！！





安全確認後(笑)



ななみ　「やっぱり、隣だねぇ！」　←おいっ！








逝ってしまっても…

こんなにも、あたたかい想いを届けてくれる。





そんな ななみ に、感謝しながら…

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