※最期の日までの状況を記します。
長く、重くなります。
ご興味のない方は飛ばしてくださいね!
程なくして母、到着。
そこからは、辛い時間が続く…。
夜間、錯乱状態や発作が起きた時の為に、
座薬を頂いておいた。
これは、Jさんご夫婦のアドバイス。
軽度の肺炎があるとの事だった為、
加湿した方が呼吸が楽…と聞き、
卓上コンロでお湯を沸かし続ける。
加湿器、我が家は無かった…(;´Д`)
「ふがふがふが…」
呼吸音は有り、腹部が大きく動くけれど、鼻呼吸。
※元気な頃から、ふがふが…イビキが大きい男でしたので、
のっぴきならない状態…とは、どうしても思えず。
口元は閉じられている。
まだ、日常の延長線の様な寝姿。
「その子の体力があれば、対処療法でも戻れる時は戻れる」
W先生、そんな事も話していたな…と、
寝不足の頭で思い返す。
もしかしたら…持ち直してくれるのかも。
仕事の有るコギ父には寝てもらい、
母とカイヌシとで交互に見守る。
何度もシリンジでお水を口元へ運ぶ。
ポカリスエットと交互に。
少しづつ…少しづつ。
ちゃんと飲み込める。舌が動く。
いつかの、ななみの最期と記憶を重ねる。
*
2日(木)、朝。
もりしの命は消えてはいない。
一番で病院へ向かう。
実家から持参してあった ななみのカートを積み、
病院へ向かう。
*
「随分、弱ってしまいましたね…」
先生のそんな言葉で、覚悟を新たにする。
検査をお断りし、対処療法を受ける。
夜…もし、体力があれば20時ギリギリに再び受診予定。
辛そうなら眠れる薬を入れてもらえるも知れない。
そんな事を思いながら…。
*
帰宅。
昼過ぎまでは眠れていた様子。
束の間の…穏やかな時間が続く。
14時過ぎ…口呼吸が始まる。
20~40回…鼻呼吸。15~20回…口呼吸。
その繰り返し。
いよいよ…かも知れない。
覚悟をするも…もりし、持ち応える。
19時半、受診するならギリギリの時刻。
しかし…
辛そうな姿に…連れ出す事を諦める。
病院へ連絡。
「もし、明日命が有ったら補液を…。」と先生。
そう、命が有ったら。
*
急変して、2度目の夜…。
口呼吸と鼻呼吸は続く。
昨夜有った表情や瞳の力は、もうない。
時折、瞼はとじるも…
目を開き…の繰り返し。
眠れてはいない、朦朧としている。
まばたきは有るが、もう、見えていない…と感じる。
呼びかけにも…反応はない。
水分を含ませても…舌は動かない、ただ、流れ落ちる。
寝辛くないか…と身体を動かすも…
首は力なく下がる…。
それでも、一瞬我に返るのか、
瞳の力が戻る…もりしの表情になり、舌が動く。
手を、ギュウギュウ…と握る。
暖かく、ガッシリした もりしの手。
カイヌシ、この手にラバーシューズ履かせるの、
凄く上手になったんだよ!
口呼吸に切り替わると、苦しそうで…。
そんな時は、背中やお腹をさする。
夜通し声をかけ、手を握り続ける。
命を燃やし尽くす為の闘い。
炎が自然に消えゆくまでの闘い。
愛犬が亡骸に変わるまでの…闘い。
別れが辛いんじゃなくて。
代わってやれない事が、ただ、ただ辛い。
もりしの首周り。
マフラー巻いたみたいな立派な首元が愛しい。
大きな耳だって、もりし そのもの。
「十分頑張ったから…!」
「もう、無理しなくていいから。」
「もりし、カッコイイよ!」
「また、逢おう!そして皆でまた旅行、行こう!」
「皆居るんだよ!安心して出発していいんだよ!」
そんな時…

うっちーが、そっと もりしに寄り添う。
正直、毛者たちのこの行動にびっくりした。

せがーる も…。

うっちー…逝かないで…って言っているみたいに…。
散々イジワルしてたのにね…(;^ω^)
ツンデレうぃる姉さん…。

「うぃる…お兄ちゃん居なくなっちゃうんだよ」
遠巻きに見ていたので…声をかける。
いそいそと…遠慮げに…。

うぃる顔をだして…しばし後、

そっと…。
(こんな時でさえ、ツンデレはツンデレ…笑)
まるでヤラセ…
そんな瞬間だった…。
写真は撮らぬまい…と決めて付き添っていたのに…
余りの出来事に…シャッターを夢中で切ってしまった。
夜明けまでこんな時間が続いた。

誰も…もりしの闘いを代わってあげる事は出来ない。
けれど…。
もりし…少しは心強かった?
淋しくなかった?
皆がついているよ。
皆…共に暮らした家族なんだよ…ね。
そして、旅立ちの朝へ。
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