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ななみ(血管肉腫)もりし(急性腎不全)うっちー(肺水腫)うぃる(脳腫瘍?)、せがーる・しおり コーギー姉妹の徒然日記。

しおりの最後の日

2024-05-30 | しおり(コギ♀)

本当は今日まで、5月分週1回の診察(皮下補液)予約を済ませていました。

丁度、5月の1週目の診察の際は、

モカねーちゃんさまがご一緒してくださったりして^^

普通に…まだまだって思っていたので、

正直、しおりの不在が今でも信じられませんが、

仕方がありませんよね、これが命ということですよね。

 

 

しおりの最後の日、

最後の写真はこの1枚…。

 

 

この後、主治医の当初の治療計画から

大きく外れていく事になろうとは思いませんでしたが、

それでも刻一刻と変化するしおりの体調を目の当たりにすると、

やはりあの「夜明けの空気の中」でお互いに感じ合ったものは、

間違いなかったのだと、思うのでした。

 

 

予約が入っているのでスグの診察は難しいとの事でしたが、

※この病院は完全予約制

そんな中でも迅速にご対応くださって、

先に酸素室に…と しおりを抱いた動物看護師さんは、

しおりの変化に驚いていました。

だって昨夕、ぱくぱく食べて退院していったのですから!

この頃は既に、軟体生物の様になっていました。

 

検査の結果…。

昨夕の退院時に確認した、心臓と肺の状態は、

レントゲンにより幾分改善されていることは分かったものの

腎臓が限界であることが数値からも判明しました。

他臓器数値もまた極端に悪化していました。

その事から、苦しい呼吸は心臓や肺からのものではなく

身体が抱える苦痛が荒い呼吸となっていたのでした。

そして腎臓が限界である以上、そう遅からず心臓と肺へも再び影響が出ます。

そうなればまた利尿剤を使い腎臓を傷め…のループ…。

管を繋ぎ治療を経たとして…

しおりを苦しめるだけのループになる。

治せない…とは、そういう事です。

 

死に向かう命に対して、時に医療(治療)は無力です。

長引かせる為の処置を行うか否か…の決断を必要とする、

そんな場合がある…と私は感じています。

 

 

考え方は人それぞれだと思います。

そのコを想い、家族が決めた決断が一番であるとも思います。

 

ただ、しおりの生い立ちを考えた時、

これは しおりの持っているひとつの使命として、

それぞれの飼い主さんに…今一度、

命を迎えること、命を預かること、命を送り出すことの責任、

そして、厳しい環境に在る母犬の存在が在ることも、

今は繁殖屋は随分と減ってきているとは言いますが…ね。

立ち止まって考えるきっかけにしていただけたら…幸いです。

 

 

シャキっとした しおりの眼力は既に無くなってしまっていて

朦朧とした状態のしおりが、

命を宿す瞳が、静かに亡骸に変わるのを見届けました。

腕の中で しおりを見送りました。

 

 

「…力及びませんでした。」

主治医のこの言葉にはっとしたのですが、

十分にお力添えをいただきました。

昨夕からの「あの時間」が存在しなかったとするならば、

この時、どれ程の悔恨の念を抱えていたのか…想像は容易です。

しおりを想い、しおりに合わせた歩幅で

無理なく治療を行ってくださったこと

全てに感謝しかありませんでした。

 

手元から送り出した命が…

穏やかでゆったり休める場所にありますように。

痛みや苦しみの無い時間でありますように。

 

私達は、しおりに出逢えて幸せでした。

もう、それだけで十分です。

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