切羽詰まっての診察程、余裕のないことは無いので、
今回は予測的な部分も含めてお薬の相談に出向きました。
ある程度、予測できる範囲は先手で動いておかないと。
使わなければ使わないに越したことは無いけれど、
どうにもならない際の使用を考えて…です。
一時期に比べたら、せがちゃんの徘徊は落ち着いていると思います。
また、フォローする側も要領が分かってきているので、
大きな負担なく助けながら、本犬自身に動いてもらい、
動くことで身体的疲労を得て、自然に睡眠に導けています。
…が、日を重ねれば老いも進行していくため
(犬は人の4倍速と言われています)
足腰の弱まりも少しずつ強くなってきています。
そうなると思うように身体を扱えず、
そこに認知症も加わっているのでパニックになり、
パニックになるとぎゃーぎゃー大騒ぎに至ります。
カイヌシが側に居れるときは、ひょいとサポートをすればいいのですが、
そうもいかない時が困る訳です。
寝たのを確認して家を出て、2時間未満で帰宅しても
パニックを起こしていたことなどがあり困ってしまいました。
これまで安定剤(トラゾドン)を使っていましたが、
理想的に効かない時があり、それを踏まえて、
もしもに備えての、もう1ステップ先のお薬の相談でした。
身体に負担はかけたくないけど…
トラゾドンよりは少し…確実に効いて欲しい。
上記を踏まえ、今回処方いただいたのがコントミン12.5mg
内臓への負担もないとのこと。
不安・緊張・抑うつを抑えるお薬ですが鎮静や安定剤などとしても使うそうです。
人だと統合失調症などにも使われているそうですが、
現在のせがーるには鎮静や睡眠フォロー的な役割になります。
また、使用量を調整することで「軽い鎮静~ガツンと眠る」までの
コントロールの強弱が可能とのこと。
今回は体重に対して低用量で5回分いただいてきました。
これまでにもシニア犬を抱えている方で、
抑制が効かないタイプ(暴れる)のコだったりすると、
朝晩飲ませて、上手に眠らせているパターンも多いとの事。
主治医的にも、かなり使用経験は持っておられるようなので、
そこは安心いたしました。
使用に至った場合、今後の使用量は調整しながら…になるそうです。
また、これとは別に、もう少し強めの効果のお薬もあるようですよ。
印象として。
犬猫界隈も高齢化社会と言われていますが、
ちゃんと命の尊厳を考えながらの投薬も進んでいるんだ…と、
今回も有難く思いました。
命は老いるものだからこそ…
その時々に応じた有効な選択肢が、
ひとつでも多く在ることは救いになりますね。
現代の動物医療の進化には感謝ばかりです。
*
徘徊疲れて…眠る せがるん。
こんな時は、眠りが深くなったことを確認してから、
低反発ベッドへ移動させるのでした~^^
老犬暮らしも工夫あれこれですね💦
よろしければ、ぽちっと…お願いします^^
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