虹の向こうに

4人の子どもの父親をしています。
リバ剣、段位は三段。
なぜか少年野球の監督してます。

そうじゃない

2006年11月27日 | ひとりごと
「21世紀の日本にふさわしい教育」を目指して、内閣に教育再生会議なるものが設置されています。

その会議でもいじめは問題になっていて、25日に緊急提言なるものを取りまとめました。


そこでは、「いじめをした児童・生徒を出席停止にできる」ようにするのが、一つの柱としてあげられてました。


本気か?

だから、そうじゃないんだよ。

前にここで書いたように、いじめっ子のケアなくして本当の解決はないのに、なんかズレてる。

スクールカウンセラーの派遣も盛り込んでたけど、めっ子・られっ子双方をカウンセリングしなくては解決にならんのさ。


だいたいこのやり方は、「とりあえず学校からいじめを追いやって、いじめられっ子を立ち直らせよう」ってことでしょ?

じゃあ追いやられた「いじめ」は霧が晴れるように消えるの?

それとも、学校外で起こるものには知らんぷりするつもりなの?


いじめられっ子が目に見えないいじめっ子の影にすら怯えてる心理を思いやってほしい。

いじめっ子の心の闇にも目を向けてほしい。

いじめっ子は決して凶悪犯ではありません。

でも、この「隔離政策」が凶悪犯を生むことになるかもしれない。

いじめっ子もいじめられっ子も磨けば光る原石であるはずなことを忘れないでほしいんです。

会議では、29日に会合を開いて公式の緊急提言が出されるとのことですが、どうかこのことも念頭に置いてやっていただきたい。