もう何回目か思い出すことも難しくなってきた。
とぴジョイの月命日。
いつものように、命日に近いお休みにはお墓参りに行くけど。墓地内に有るお稲荷様に二人の事をお願いするけど。
思い出すとやっぱり今でも涙が。
楽しい思い出をどんどん思い出すんだけれど、ちょっと忘れてたりすることもあって。
年月って残酷だ。
なりとろから、とぴジョイの記憶を少しずつ奪っていく。
だからと言って忘れることはあり得ない。
二人はいつでも、なりとろの長男、次男。
懐かしい場所に行けば、二人のことを想う。
胸が押し潰されそうになる後悔とか、懺悔とか、溢れるばっかりで。
でも、毎月この日は特別な日。
とぴジョイの事は死んでも忘れないよ。