今週の日曜日。
桜の花は散ってしまいましたが、
阪神競馬場では桜花賞が開催されます。
昨年はレッドリヴェールが惜しくも2着。
当時、『怪物』と騒がれたハープスターに、
まさしくその名の通りの競馬で差し切られた、苦い思い出でした。
今年も幸せな事に、応援馬が2頭も出走してきます。
しかも、2頭とも結構な有力馬。
しかし・・・今年もいるんですよね、『怪物級』のライバルが。
その名はルージュバック。
なりとろはきさらぎ賞でしか見たこと無いのですが、
何処のスポーツ新聞を読んでも、
競馬関連のTV番組を見ても、
規格外だとか、怪物だとか、そんな言葉しか聞こえてきません。
専門家の方々に言わせれば、
2歳の頃からバランスのいい走りをしていて、
前へ前へと推進力のある走り方をしている凄い馬だと言う事らいいです。
その能力の高さを証明する材料として、よく取り上げられるのが、
牡馬と戦っても圧勝している・・・と言う事。
他の馬たちは牝馬限定戦を使うのが普通なので、
あまり牡馬との対戦経験がないんですよね。
OPや重賞クラスになると尚更、普通は牝馬限定戦を選択します。
まぁ、牡馬強いと言う事もあるけど、
普通に賞金を稼いだり、優先出走権を取るのに都合がいいからでしょうね。
その、牡馬に勝った、すごかった!・・・と言われる、きさらぎ賞。
確かに3番手から抜け出して2着馬を2馬身ちぎると言う、
横綱相撲をして圧勝しています。
でもこれ、額面通り、受け取ってもいいんでしょうかね?
ちょっと調べてみたんです。
きさらぎ賞の出走メンバーの、次走。
2着 ポルトドートウィユ 若葉S=4着
3着 アッシュゴールド 毎日杯=15着
4着 グリュイエール 毎日杯=6着
5着 ムーンクレスト 500万下=3着
6着 ネオスターダム アーリントンC=5着
7着 レガッタ 若葉S=5着
8着 エメラルヒマワリ 500万下=14着
どうでしょう。
強い『男馬』に勝ったルージュバックに負けた牡馬たちは、
自信を失くしたんでしょうか?
牡馬TR戦でことごとく敗れているのです。
きさらぎ賞当時クラッシック有力と言われた牡馬たち、
本当はそれほど強い馬では無かった・・・??
明け3歳とはいえ、きさらぎ賞はまだ2月の初め。
牡馬と牝馬に、それほどの力の差を感じない時期だと思いますし、
きさらぎ賞を勝てたことで、牡馬にも勝ったというのは、
決してルージュバックの強さを証明する事にはならないんじゃないかな・・・・と思うんですが。
きさらぎ賞の勝ち時計も平凡だったし、
それならむしろ前日のエルフィンS(クルミナル)のほうが、
評価に値する時計だったと思うのです。
それに、ルージュバックが勝って来た競馬場。
新潟、東京、京都。
阪神を経験していないのは大きな不利になるし、
京都で強さを見せた馬が、阪神では案外だった・・・・という事も珍しくないですし。
結論を言わせてもらうと、
ルージュバック、恐れるに足らず。
確かに能力は高いかもしれませんが、
我が応援する2騎との差は、世間が言うほど無いと思っています。
ここであっさり勝たれるようなら、それはもう仕方ない。
でも、現時点でのルージュ人気は、マスコミが作り上げた幻想。
ハープスターが普通のG1馬とわかった今、
ニューヒロインに祭り上げたくて仕方ないのです。
競馬界にスターを求める気持ちはわかるんですけどね。。。
キズナにしてもそう。
確かに強い馬に違いは無いですが、
まだG1をひとつしか取れていない馬です。
お父さんと似ている面があるので期待するのも解りますが、
何だか過剰人気な気がするなぁ・・・・。
宝塚記念に出て来るようなら、ゴールドシップに引導を渡してもらいたい。
それが出来て、初めて現役最強馬への道が開ける訳ですからね。
されたら困るんですけどね、なりとろとしては(苦笑)