とっぴーとジョイを死なせて2週間。
エアコンをつけて車で留守番させて居るとき、
バッテリーが上がり、
エアコンが切れ、
熱中症で二人は亡くなりました。
なりとろがちゃんとしていたら、
絶対に起きなかった事故・・・いや、人災。
二人を殺してしまったのは、なりとろ自身でした。
とっぴー、14歳と10ヶ月。
ジョイ、10歳と8ヶ月。
大事に、大事に慈しんで、愛して育ててきた命を、
気の緩みと、大丈夫だろうという根拠の無い自信で、
自らが奪ってしまったのです。
あれから2週間です。
2週間経った今でも、
元気だった頃のとぴジョイを思い出し、
同時に動かなくなった彼らを思い出して、
あふれる涙を抑えることが出来ない日々が続いています。
後悔と悲しみと日常が壊れていく恐怖に、
毎日、毎日、怯え、苦しみながら必死に生きています。
でも、とぴジョイの苦しさを思うと、そんなもの大したことない。
この苦しさは、とぴジョイに対しての懺悔から来る感情。
深く愛していたからこそ湧き出てくる感情。
深く愛していたという証明。
彼らが亡くなった後も、彼らを愛することが出来ると思えば、
この苦しさ、悲しさは何でも無いことなんだと、
自分に言い聞かせています。
なりとろには、もう一つの葛藤がありました。
それは、とぴジョイが居なくなって、
新しい家族を迎えるのが良いのか悪いのか。
とぴジョイをあんな死なせ方をしたなりとろが、
果たして新しい家族(わんこ)を迎えても良いのかどうか。
悩みました。
実は、なりとろには3頭目に迎えたいと、
真剣に考えた子が居ました。
先月初めてとぴジョイのふるさとショップで出会い、
とっぴーと同じカラーで、
ヨシヨシしたらお腹を見せるジョイのような子でした。
この子を家族に迎えたい・・・・。
でも、経済的にも難しい・・・。
それで諦めていた子。
今月、岩手に行く前の7日にトリミングに行ったとき、
とぴジョイもこの子に会っていました。
とっぴーはシッポをフリフリ、お顔を舐めようとしていました。
とっぴーとジョイを亡くして、大阪へ帰る時。
あの子のことが、頭の中で大きくなりました。
とっぴーとジョイが亡くなって悲しみのどん底にあるはずなのに、
なぜかあの子が気になって仕方がありませんでした。
葬儀が終わって、
とぴジョイのふるさとショップのオーナーさんへ、
今回の報告とお詫びをしに行ったんですが、
もしかしたら、あの子はまだ居るのかな。
居たら会いたいな・・・。
そんな思いも心に抱いていったのです。
オーナーさんに経緯を説明し、
あの子が気になっていると言うことも話しました。
オーナーさんには、ペットロスを乗り越えるには、
また犬を飼う事が一番だと言われました。
もし、あの子が気になるけど、心の整理に時間が必要なら、
49日まで待ちますよ、と言われて・・・。
だっこさせて貰った瞬間、
涙があふれて止まりませんでした。
なぜかは解りませんが、
とぴジョイが帰ってきた・・・!
そう思ったのです。
思ってしまったのです。
とぴジョイを死なせてしまって、
もう犬は飼いたくない、と言う気持ちになるかと思ってたのですが、
なぜか、そういう気持ちにはなりませんでした。
家族とも相談して、
さちこともたくさんの話をして、
決めました。
あの子を迎える。
あの子を我が家に、迎えたいと。
もしもあの子で無ければ、
そういう気持ちにならなかったかも知れません。
なりとろの中で決め手になったのは、
あの子は、とっぴーとジョイに会っていること。
あの子なら、とぴジョイも許してくれるんじゃないか・・・。
そんな勝手な妄想で、心を決めたのです。
そして、あの子は我が家にやってきます。
とぴジョイの代わりではありません。
とっぴーとジョイに代わりなんて無いのです。
でも、
とぴジョイの時に得た知識は、すべてあの子に注げます。
とぴジョイに対してと同じだけの愛情を注げます。
あの子の中で、とぴジョイは生き続けるのです。
とぴジョイを失った悲しみの中で、
新しい家族を迎えるという複雑さはありますが、
迎える以上は精一杯の愛情を注ごうと思っています。
もうあんな悲しく辛い最後は経験したく有りません。
とぴジョイにしてあげられなかったこと、
それをあの子にしてあげることが、
とぴジョイへの愛の継続と思っているので・・・。
あの子の名前は、
『P’s(ピース)』
おっとりしていて、
マイペースで、
見ていて平和(peace)そのものなイメージだったのと、
なりとろ、さちこ、そして、とぴジョイを愛してくれた、
みんなの心に開いた穴に嵌まる欠片(piece)になるように。
トップロードの娘・エリモハルカの息子・ピースマークからも貰いました。
ムー(ピース)ターからも。。。。ちと苦しいか(苦笑)
明日、我が家にやってきます。
よろしくお願いいたしますm(_ _)m