初恋の人からともちゃんさんへお手紙が届きました。
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ともちゃん、元気にしてる?
今でも相変わらず浴衣フェチですか?冬でも「浴衣を着てきて」と言ったともちゃんを思い出すと、今でも笑ってしまいます。
穏やかなともちゃんに私が「引っ張っていってくれないから乗り換える」と宣言してお別れすることになったあの日から、もう26年が経ったのですね。月日が流れるのは早いものです。
お手紙を書いたのは、とくに用事があるわけではないんです。ただふと思い出して懐かしかったので、思いつくままに手紙に書こうと思いました。ふふ。驚いたかな?
今あのころの付き合いをあらためて考えてみると、私たち、めちゃめちゃな恋愛でしたね。なんだかんだ言っても余裕があるのはいつもともちゃんのほうで、私はいつも泣いていたような気がします。そういえばあのころともちゃんはよく「おれと別れたあとのおまえが心配だ」と言っていましたね。本当はともちゃんのほうがモテていないことは黙っていたのですが(私はわりと告白されていたので)、その後はどうですか?
確かあのとき、私にとっては5人目の彼氏かなにかで、ともちゃんにとっては初恋だったんですよね。最初のころのともちゃんはやけに馴れ馴れしくて、初デートからいきなりキスしようとしていましたよね。「付き合えばキスしていいんじゃないの?」って(笑)。
ともちゃんは付き合った当初から思いやりに溢れていて、「一生おれについてきてもいいよ。女はおまえ一人でいいから」と言ってくれましたね。何様かと思いましたが、すごく嬉しくもありました。その後、結局何人にそのセリフを言ったんですか?それからのこと知りたいです。
全体的に言えば、私はともちゃんと付き合えてよかったと思っています。あれでもともちゃんなりに一生懸命頑張ってくれたのだろうし、自分もだいぶ寛容さが鍛えられました。どうもありがとう。
いろいろ書きましたが、私はそんなともちゃんのことが好きでした。これからもともちゃんらしさを大切に、当時本気でやっていた透視の練習も続けて(笑)、新しい誰かを幸せにしてあげてください。
またいつか会いましょう。では。
P.S. ともちゃんが誕生日にくれた下着、そろそろ捨てていいですか?
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むう。
かなり当たってるぞ(゜-゜;)
浴衣より今はナースがいいけど…。
下着は捨てるなら、くれ。