日曜日の新潟11R。
不振を極めていたヤマニンエルブが復活ののろしを上げた!
今までは出して出してレースを進めても、4コーナーでは後続に捕まり、
あえなく馬群に沈む・・・と言うレースを繰り返してきた。
陣営は、調子は悪くないのに・・・と首をひねるばかりだった。
復帰後の惨敗は、ヤマニンエルブから昔の輝きを失わせていた。
それでも陣営はいろいろと工夫をして、復活へと賭けていた。
そして今回、新潟2000m。
このコースは2年前に圧勝したゲンのいいコース&条件。
そして、ブリンカ―をつけると言う策に出た。
これで走りに集中してくれれば・・・と言う思いだったのか。
そして、エルブはその思いに応えた。
1000m 58秒で大逃げを打ったエルブは、
直線の長い新潟にもかかわらず粘りに粘って2着入線!
直線半ばでマークしてきていた馬に交わされても諦めずに脚を伸ばし、
2年振りの連対を果たした。
人気馬が2頭とも差し馬と言う事と、
展開に恵まれたと言うのは間違いないだろう。
でも、あのペースで逃げられて、しかも粘れたと言うところに価値がある。
少しずつ、こういう競馬をして思い出してくれればいい。
あの、誰にも負けないスピードを。
君は、数少ないサッカーボーイの直子。
まだまだ、これから晩成の血が騒ぐはずだから・・・!
オルフェーヴルが19日、放牧から栗東TCに戻って来て、
坂路ではじめての時計を出した。
元気いっぱい、至って順調とのことだ。
25日にはいよいよ渡仏する。
10月6日の凱旋門賞の前に、
9月16日に行われる前哨戦・フォワ賞に出走する予定。
天皇賞の時に一度体調を落としてしまったけど、
持ち前の回復力も普通の馬とは違うと言うことか。
宝塚記念は、本当は使う必要のないレースだった。
天皇賞後には回復に努め、万全を期して凱旋門賞に向かうのが理想だったから。
暑い時期に、不完全な体調のまま走る事になった宝塚記念。
この1走が、オルフェーヴルの体調に与える影響がいかほどのものなのか。
正直わからないし、今も本当に元気回復となったのかはわからない。
でも、今は信じよう。
きっと、この後もロンシャンの馬場が合うのか合わないのか。
フランスの水が合うのか合わないのか(水は日本から持って行くのかな?)。
それよりも何よりも、フランスの環境がオルヴルに合うのか合わないのか。
そう言う難関が、いくつもオルフェーヴルと陣営に立ちはだかるだろう。
しかし、それでも勝つ。
それでも、金色の三冠馬は、
雷神と化してロンシャンに大きな衝撃を与えるだろう。
今は信じよう。
オルフェーヴルの無事と、凱旋門賞制覇を!