亡くなった母の絵
もうだいぶ前にペン描きしたままになっていた
何だか気に入らなくて
そのまま、眠らせてあった
スケッチブックを開くたびに
目にしていたのだが
最近ちょっと感じが、変わってきた
今日、思い切って色をつけてみた
いろいろ思い出しながら
おしゃれだったね
最後まで、服が足りないと言って
弟を困らせていた
このカーディガンは、気に入っていたのだろうか
少し、色を華やかにしてあげよう
食べることも好きだった
歯型がついたどら焼き
幸せそうな顔をしてる
などなど
ようやく、いろいろ昔話を聞いて置こうという気になったら
急いで、逝ってしまった、東日本大震災の年の夏
あっけない旅立ちだった
絵も母への思いも、変化していく
描き終わった絵も、亡くなった母も変わらないけど
私の気持ちが、変わるからね
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