足場が解体されました。
3月に地盤調査してた頃の公園はまだ土が見えていたんですけど、
っていうか雪残ってるけど
無事青々と草が生えた公園にばっちり馴染む外観となりました。
いや、草生えてなくても似合うと思うし、雪が降ってても似合うと思います。
足場がなくなって大工さんに改めて言われたのが、
基礎が高い割に近隣と比べても高さが同じでバランスがいいですね、との事。
やっぱりそういうとこ気が付くんだって思いました。
実は私がこだわっていることの一つです。
小さいから我慢してくださいじゃなくて、小さくても使いやすくすることが私の職能。
っていうのは何回もこのブログで書いていますが、それと同じくらいに
基礎が高いからバランスが悪い外観になりますじゃなくて、基礎が高くてもバランスよく整えるのが私の職能。
特に小さい家は縦横比の差が出やすいのでバランスが崩れやすくなります。
アンバランスの中にバランスを仕込むという特殊な設計方法もありますが、いずれにしても「座りをよく」するのは設計者として意識しなければいけない部分。
それは建物単体の話し以外にも、近隣と高さを揃えて街並みの壊さないことが私の外観に対するこだわり。
外観って個人の物じゃなくて、地域の物なんです。
地域にこの建物がいい感じで生えちゃいました。
そして、内部の方は無事木工事完了。
まずは開放的で明るい。
そして、今回も色々壁から生えてます。
構造をデザインして、
構造を意匠に活かして、
意匠を整えます。
壁から色々生やした私と大工さんのコラボに塗装屋さん、左官屋さん、鍛冶屋さん、建具屋さん、電気屋さん、設備屋さんが化粧を施していきます。
工事はまだまだ続く。
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