このブログでもお馴染みとなった、妻との夜の「映画+コーヒー」の時間。この一週間はまさに1日1作品ペースでした。まずは「ダヴィンチコード」から始まって、翌日は「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」、19日「ルームメイト2」20日「覇王別姫」21日「桜桃の味」22日「モンティ・パイソン人生狂騒曲」、そして本日は午後から、息子たちも一緒に「鉄塔 武蔵野線」という子役時代の伊藤淳史さん主演の作品を観ました。
ジャンルも制作国も様々なこの一週間のラインナップ、どれもこれも個性的な作品でした。特に何気なく見始めてしまった中国の史劇「覇王別姫」は、3時間弱にも及ぶ大作で内容も非常に濃い作品でした。
少年が鉄塔を辿る様子が淡々と描かれている「鉄塔 武蔵野線」のような静かな作品は、我々夫婦の共通の琴線に触れるものですが、この一週間に観た7作品で、2人揃って一番印象に残ったのは1997年のイラン映画「桜桃の味」でした。
ハリウッド映画に代表される派手でお金のかかっている映画が好きな人が観たら、すぐに眠ってしまいそうな作品ですが、作品の大半を占めるクルマの中での会話シーンは、静かな空気感ながらとても深いセリフが散りばめられ、最後まで心を惹き付けられた作品でした。映画って本当に素晴らしいですね。(水野晴郎風)
写真は、いつも通り、映画の時間の我が家のリビングです。