ねこたがいなくなってから半年経って、我が家に生まれたばかりの子猫を迎える時、当初の予定では、ねこたにそっくりだったシフォンだけを迎えるつもりだったのですが、最後の最後でマロンも一緒に迎えることになりました。
最初は家族の誰もが予想しなかったことでしたが、ねこたの先生のところに6匹の子猫の姉弟を見に行く度に、長男のマロンへの思いが募り、最終的に姉弟揃ってウチに迎えることになりました。血統書付きのスコティッシュフォールドを一度に2匹、しかも今だから書きますが、スコティッシュらしいぺちゃんこ耳のマロンは、シフォンの2倍の価格(笑)でした。ローンでの買い物を一切しない私にとっては、2008年度の「大きめの出費」ベスト10に入る出来事でしたが、今では2匹一緒に迎えて本当によかった…と感じてます。
そんな経緯で我が家にやってきたマロンですが、「自分が今、この家に居るきっかけを作ってくれた人」ということをわかっているのか、長男だけには特別な愛情を示すことがよくみられます。猫にだって「好きな人ランキング」がもちろんあるんでしょう。ねこたもそうでしたしね。
マロンはいつも長男の側にいるととても幸せそうで、午前中はずっと同じ場所でただただ眠っているのに、長男が学校から帰ってくると、のっそりと起き出して長男の元へやって来たりと、明らかに長男に好意を持っている様子。
昨夜はマロンの姿が見えないので、家中を探しまわってみたら、子供部屋の布団で寝ている長男の横に並んで一緒に寝ていました。その姿が可愛くて、今朝妻が長男に話したら、長男も凄く嬉しかったみたいで、ますますマロンを可愛がっていました。
自分より遥か年上だったねこたを一度も抱っこすることが出来なかった長男にとっても、マロンは「初めて自分の膝に抱っこすることが出来た子猫」として、いつまでも特別な存在だと思います。
来年にはもう中学生になり、心の成長も著しくなるであろう長男ですが、この「ちいさな友達」の存在は、思春期のいろんな葛藤を和らげて癒してくれるだろうと思います。「独身→結婚→父親に」という、大きな17年間を一緒に駆け抜けた私とねこたのような関係になってくれたら嬉しいし、マロンが一緒なら長男も優しい心を見失わない思春期を過ごしてくれるんじゃないかな…と思います。